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2008/01/12

近くの小学校竣工式のご招待

近くの小学校が校舎を新築し竣工式があるのでそのご招待が自宅に届いた。小学校のPTAやPTAのOBがスタッフをしているので招待状は郵便ではなくポストに直接届いている。

来年早々なので出席することにした。お返事も直接学校まで、ということだ。うちの奥さんがついでがあるというので届けてもらうことにした。

新校舎は、今まではなかった給食調理設備や太陽光パネルなど新しい設備を持ち、地域の人たちが使うための工夫もされているらしい。

この小学校の新築に至る経過は少しややこしい。

元々は耐震補強が必要と判断され、校舎の補強工事を行うはずだった。この確認を行ったのは文教施設協会(もしかすると天下り養老院)である。ところが、着工申請にあたって県が再確認を行った結果、通常の補強ではだめだ、と判断されてしまった。

この段階では市は補強のための予算しか確保していない。そのため、その年度の着工はなくなった。また、工事そのものが補強から古い校舎取り壊しと新築に変わったため、工期が延びた。

その結果、竣工は一年以上も遅延することになる。計画の中止とやり直しの説明会は市役所の担当者がいかにもお役所な対応を説明し、親たちは全く納得しない、という典型的な役所主催の説明会の雰囲気だった。

校舎を新築することになったため、この期間在籍した生徒たちは、グランドの半分近くをつぶして建設されたプレハブ校舎を使用することになった。プレハブ校 舎のスペースによりグランドは体育の授業には使えなくなってしまい(もともとグランドが狭かった)、生徒たちは約10分程度歩いて近くの公園のグランドま で移動して体育の授業を行った。

また、グランド内の鉄棒が撤去され、親が授業参観に行く際に自転車を置く場所が少なくなるなど親も影響を受けた。

最も大きな変更は運動会だ。グランドが使えないため、近くにある他の小学校の運動場を借りて運動会を行うことになった。貸してくれる小学校は秋に運動会を行うため、こちらは梅雨入り前の6月に運動会を行うことで調整した。

運動会について良かったことがあるとすれば、借りた運動場が非常に広かったこと。従来は運動会の場所取りで夜明け前から校門に並び場所の取り合いをしていた親たちが、今度はゆとりをもって見学できるようになったことだ。

個人的な感想を言うと、普通の校舎で教育を受ける機会を奪われた何百人かの生徒たちに対して誰も責任を取らないのは、なんとなく納得できない。役所の担当 者にしてもその上司である市長にしても、お詫びします、とは言うけれど、私の責任ですとは決して言わない。しかし、実際には誰かの責任であるはず。それは 誰なんだろう?

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