小学校を卒業すると共に使わなくなったランドセル。知り合いに新一年生がいたとしても使い古したランドセルを使ってもらうというのは難しい。いまどきだと、ほとんどの児童は新しいランドセルを買うだろう。感覚的に言うしかないが古いランドセルのリユースを実行する家庭というか環境はかなり少ないのではないだろうか?
ランドセルの一形態として、「ミニランドセル」というものがある。古いランドセルを同じ形の小さいランドセルに加工するサービスは鞄屋さんの他に、ミニランドセル加工業という産業として確立しているらしい。インターネット上の宣伝を見ると10000円前後の加工料金がかかる。ミニランドセルはランドセルを原料とするリサイクルだ。再利用されるのはおそらく5割以下だろう。ウェブサイトに掲載されている情報を見る限りでは、使わなかった部分は廃棄されるようだ。送り返されると書かれているものは発見できなかった。これは、ある意味では、ランドセルの部分的な廃棄を含んだサービスとも言える。
自宅には使っていないランドセルが2個ある。当初ミニランドセルに加工する予定だったが、加工賃が高額のため躊躇している間に時間が経過し、放置している状態。
先日、勤め先の同僚に「ランドセルは海を越えて」という運動を紹介された。社団法人かばん協会ランドセル工業会と財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団)が主催しクラレ後援で、使い終わったランドセルをモンゴルとアフガニスタンに送付する運動である。
元の持ち主である子供たちに相談すると「いいんじゃない。」という返事。1月17日から募集開始なので早速ウェブサイトから申し込みを行う。折り返し来た受付メールによれば3月中旬にランドセルの送付先をメールで知らせてくれるとのことだ。
ただ、このメールがちょっと変だった。手元に届いたものを見ると8bitのShift JISで送信されていてContent-Typeヘッダがない。そのため、いつも使っているso-netのウェブメールでは日本語コードが表示されない。so-netのサーバにも自動判定して正しいコードでの表示を望みたいものだが、原因は送信元の方にある。
申し込みをした人たちがちゃんと受付メール文面を読めているかどうか心配だ。
ともあれ、自宅の2個のランドセルの再利用先が決まった。3月末には新しい持ち主に使ってもらうために旅立つ。6年間、子供と一緒にがんばってくれてありがとう。
0 件のコメント:
コメントを投稿