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2008/01/16

「ソフトウェア作法」を読み始める

自分の知識の基本を認識するという意味で、カーニハン、プローガー著の「ソフトウェア作法」を再読する。木村泉先生の訳である。初版の7刷(昭和57年)になっているので相当古い。原題はSoftware Tools。

この本は、仕事に使えるツールを作りながらソフトウェアの作り方を伝えようとしたもの。記憶では後でPASCAL版が出たような気がするが、はじめに書かれたのはRATFOR(今、使える処理系はあるのかな?)版。

RATFORの記法は割とCに似ているので読むだけなら不自由は感じない。手元の版では400ページ以上もある本だが、前に作ったツールを下敷きにして徐々に複雑なソフトウェアの設計とコーディングを行い、最後はかなり複雑度の高いソフトウェアを作成する。

訳注を読むと、そのころの計算機環境を思い出させる注意書きがある。今読むと興味深い。訳者まえがきによれば、この訳は磁気テープで出版社に持ち込まれた。こういった技術書ではまだまだそれが珍しい時代だったのだ。

とりあえずは、今月中になんとか通読できれば、と思う。

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