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2009/12/10

奈須きのこ 「空の境界」

文庫化が2007年なので「いまさら」感はあるが、最近、劇場用アニメ化されて話題になり、それで興味をもった。アニメは上映館が非常に少なく満員御礼状態だったとのこと。坂本真綾が主役の声だったということもあったし。それで読んでみた。

当初はノベルズ版で発売され、文庫は上中下の3巻になっている。



三冊買うとそこそこの金額なのでlivedoorブックスの古本で購入。
空は「そら」だと誤解していたが「「から」の境界」。
これらの文庫本で内容以外に豪華なのは文庫解説ページ。
綾辻行人、菊池秀行、笠井潔の三人がそれぞれの切り方で書いている。

自分の読後感に一番近いことを書いているのは菊池秀行かも。
読んでいると、最初から最後まで、悲しみというか孤独感を強く感じる。
視点の切り替わりのリズムが初めはつかめなくて少し戸惑ったが慣れるとなんとなくわかってくる。

アニメ化作品とどの程度設定が変わっているのか、また、小説の特徴を生かした記述がどのように映像化されたのかなどにも興味が湧くが、7章構成の7枚のDVDで発売されている。(amazonで「空の境界」DVDを探す

通勤時間を中心に1週間ぐらいで読了。

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