sprint cup シリーズ 第34戦 テキサス
Dickies 500
2009年11月8日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:藤田大介
チェイスで圧倒的にリードしていたジミー・ジョンソンが3周目でクラッシュ、110lap以上ダウンになった。これによりマーク・マーティン、ジェフ・ゴードンとのポイント差が100ポイント程度縮まった。まだまだジョンソンの優位は変わらない。
The Final Lapのpodcastでは「今後ジミー・ジョンソンがまたクラッシュするかもしれないんだし。」などと無責任な予測をするぐらいチェイスを面白くした。逆にいえばこれだけのクラッシュでもなくならないリードをジョンソンは持っていたということ。
GRAND Marshallは、ZZ TOPの三人。まだ現役だったんだなあ。テキサスの御当地バンドってことかな。
1.5マイル×334 = 500
バンク:ターン24 ストレッチ5
最終結果
順位 | ドライバー | ゼッケン |
---|---|---|
1 | カート・ブッシュ (Kurt Busch) | 2 |
2 | デニー・ハムリン (Denny Hamlin) | 11 |
3 | マット・ケンゼス (Matt Kenseth) | 17 |
4 | マーク・マーティン (Mark Martin) | 5 |
5 | ケビン・ハービック (Kevin Harvick) | 29 |
6 | トニー・スチュアート(Tony Stewart) | 14 |
7 | クリント・ボーヤー(Clint Bowyer) | 33 |
8 | グレッグ・ビフル(Greg Biffle) | 16 |
9 | ジェフ・バートン (Jeff Burton) | 31 |
10 | A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger) | 44 |
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
3Lapで サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)と接触してアウト側、イン側にヒット。車は大破してガレージで修復に入る。ボディーを大部分作り直すような大修理をヘンドリックの他のチーム(ジュニア、ゴードンなど)も手伝って1時間ほどで修理終了。
クラッシュの瞬間、クルーチーフの チャド・カナウス (Chad Knaus)は机をバンっと叩いた。しかし、すぐに指示をしながらメモパッドを抱えてガレージに行き、修理の指示を出す。
ジョンソンはポイントを挽回するため、とにかく走り続けて順位を上げることが必須。 「あまり遅く走ると黒旗でリタイアさせられるので、適当な速さで走れるように修復しないといけない」天野氏。
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
金曜日のトラックシリーズ、土曜日のNationwideシリーズに優勝。日曜日のこのレースに勝てば史上初の1週間に3連勝。リードラップを走り続けてにもかかわらず、残り3Lapで燃料節約が足りずにガス欠でピットイン。
このレースからクルーチーフが変更された。スティーブ・アディントンはチームの統括の様な立場になりデーブ・ロジャースが今回から指揮を執る。アディントンは勝利を挙げながらチェイスに進出できなかったことがチームから評価が低くなった理由とも言われているが。今回は燃費計算以外の失敗はなかったので、このクルーチーフとも相性がよさそう。元々Nationwideのクルーチーフ担当だったらしい。
ピット作業
カイル・ブッシュのピットクルーが4タイヤ交換作業を12秒台で完了させた。これを3回連続で行って順位を上げる。「12秒台はかなりのもの。これだと他のチームのピット練習もきつくなりますね。イエローピットでかならず逆転されるということですから。」
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
予選9位から3位まで上がって常にtop10以内にとどまっていた。のだが、、、残り5周の給油のためのピットで一旦スタートしながらエンジンが止まってしまった。しばらくしてスタートしちゃんとした速度が出たのだが、20位程度順位を落とし28位。
「今シーズンのジュニアを象徴するような…」藤田アナ。
ピットでは、がっくりとイスに腰を落とすピットクルー。良い車を持ちながら最終的な成績に結びつかないのが今年のジュニア。この数戦は順位が上にあがる場面が少しでてきたので改善はされているのだが、勝てない。
クルーチーフのランス・マグルーは2010年シーズンもジュニアのクルーチーフになることが決定した。
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
最後の給油を2Lap遅らせ、燃費を節約したことで優勝。最後のピットインで交換したタイヤはかなり痛んで肩の部分が切れそうになっていた。そのためにペースが落ちたがこの2Lapで給油せずにフィニッシュできた。クルーチーフのパット・トライソンとは残り2レースのみ。
「カイルの1週間3連勝を阻止してしまったのは微妙だけど、こっちにもチームの事情があるから。」
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
ジョンソンのクラッシュでポイントを挽回するチャンスなのに、車がおかしい。最後にはラップダウンになってしまった。ポールポジションなのでピットの位置はいいのだが、ピットワークも今回に限っては遅い。モントーヤ、エドワーズのクラッシュを避けるためにスピンしてしまい車のバランスが少しおかしくなったのかもしれない。
無線の会話
「無線の会話は他チームにも筒抜けのため、本当のことを会話しているとは限らない。符牒になっている可能性がある。」天野氏。カート・ブッシュの無線でも燃料が2Lap不足だと言っていたのだが、レース後コメントでは足りることは分かっていたかのようだった。
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