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2008/03/09

[海老名市]こころのバリアフリー2008

海老名市こころのバリアフリー2008~かかわり・つながり・ささえあい~

2008年3月9日、午後1時から、海老名市文化会館大ホールで2008年の「こころのバリアフリー」が開催された。第一部の後援会に水谷修氏が来るということを自治会の掲示板で知り、メールで申し込んだ。少しセンセーショナルな取り上げられ方をしている人なので、実際にどういったことを考えているのか知りたいと思ったからだ。講演ではそういった深い話がでるかどうかはわからないが、TVよりはいいだろう、と。

今日、会場に行くと会場前ではキャンセル待ちの列、中は満席との表示。

市長のあいさつを聞くと、前年までは小さいホールを使っていたが5年の区切りなので大ホールにしたいとの要望が実行委員会や市役所の担当部署があった、と。
内容は:
第一部が水谷氏の講演とあにまーと☆シャインのよさこい踊り
  あにまーとは知的障害児と親の会で主に余暇支援をしている海老名市の団体である。
第二部がシンポジウム。

シンポジウムの出席者は
コーディネーター 岩室紳也
シンポジウム
 水谷 修
 木村 美和子 (道草の会)
 幸田 啓子 (座間市手をつなぐ育成回キャラバン隊)
 谷岡 裕子 (海老名 相談支援センター ほしや)

水谷氏はTVのドキュメントで一度見たことがあったが、実際の講演を聞くと感じが違う。一つにはTVで見たのは何年も前のことなので年をとったということもあるが。かなり背の高い人だな、と感じた。

いろいろなエピソードが織り込まれていて飽きさせない1時間程度の講演。氏は夜、街を見回る活動が有名だが、リストカットなど街に出るわけではない子どもたちの相談も受けていて、ポイントはそちらの方に移りつつあるのかもしれない。親の虐待、学校での(先生との)トラブル、いじめ、過剰期待などからリストカットをしてしまう子供たちに対して、大人はその子を受け入れてやさしい言葉をかけてあげましょう、過去を責めないで受け入れましょう、という、要約してしまうとなんてことはない話なのだが、実体験から出てくると、やっぱりそうかな、と納得してしまう。それに、簡単なことだからすでにできているかというと全くそうではない。

すべてのトラブルが挨拶や声掛けで解決することはないだろうが、そういった原始的なコミュニケーションが欠けているのは確かだ。

自殺者3万人という統計は嘘で、実際には10万人程度が自殺しているはずだそうだ。この差は遺体を検案する際に「自殺」となるのが遺書がある場合など明らかに自殺である場合でしかないから。実際にかかわった子どもが自殺した際にも事故死となった、とのこと。今、新聞などで3万人という前提でいろいろな話が進んでいるのだが、実際に10万人となれば全く違ったレベルの話になる。

会の最後には、ボランティアスタッフがアレンジしてくれた花束が抽選でプレゼントされた。これにははずれ。ロビーに出たら、書籍の販売に長い列ができていた。市販の本はほかでも帰るので今日は買わずに帰宅。

とりあえず、家に帰ったら子どもにちゃんと声をかけて、いいところを認めるという地道だけどできていなかったことをやろう、と帰ってきたら、子どもはアニメに夢中でした。(笑)

でも、少々成績は悪いがここまで無事に大きくなってくれたことに感謝します。ありがとう。

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