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2012/03/16

朝日ニュースター、変わる

衛星チャンネルからテレビ朝日への事業譲渡により、制作主体が変わる。

週末からはプロ野球の西武ライオンズの中継が始まった。

朝日ニュースターは、割と時間をかけていろいろな社会問題の解説や討論を見ることができる面白いチャネルだった。特に、2011.3.11の東日本大震災の後は、政策検証を行う番組内容が多くなり、他のメディアが日常に戻っていく中で、しつこく追っていた。内容もさることながら、このチャンネルの良さは番組の時間が長いことだ。1時間ぐらいかけて話せるとなると、話をキャッチフレーズでまとめる必要がないので比較的丁寧な説明ができる。最近では地上波の局で社会問題を数時間かけて流す、というのはほとんどない。

同じ時間をかけるなら「プロ野球なんてやらずに、今の番組をやってくれ」と思うのだが。

CATVの番組表を見ると他のスポーツチャネルでもプロ野球を長時間生放送でやっているところがいくつかある。これはテレビ局がプロ野球チームとつながりが深いということの他に、プロ野球も社会問題と同じく長々とテレビを占有するという意味で地上波では立場が悪化しているのかもしれない。

年輩を中心に一定のファンがついているプロ野球中継はCS,BS,CATVなど地上波以外のチャンネルにとっては、視聴人数が確保できる「良い」コンテンツになったのか。

スポーツ専門チャネルのJSPORTSの他に、自宅のJCOMには、ゴルフチャンネル、SAMURAI TV、釣りチャンネルなど、特殊な種目ごとのチャネルが存在する。これらはいずれもある一定のファンを持っている種目だ。
これと同じような感じで「ソーシャルプロブレム」専門チャネルなんてあったら、マイナーなスポーツ中継ぐらいの契約者数は確保できないか。スポーツと同じようにファンはいるのではないかと思うのだが。

朝日ニュースターでよく見た番組は、「ニュースの深層」「ニュースにだまされるな」「パックインジャーナル」「ニュース解説眼」「トーキングヘッズ」「山里ジャーナル」それと年末恒例の「宮崎哲弥5時間討論」。

制作側は結構考えていて、原発も反対の人ばかり登場することもなく、少数派ではあるが、原発必要派もいたし、そのほかの問題にしても意見を多様に配置するような工夫はされていた。

4月の番組表を見ると、「ニュースの深層」は続行するようだ。

「パックインジャーナル」は時間が短い録画編集番組になる話があったらしい。愛川欽也はそれを蹴ってインターネットでストリーミングするやり方で続けていきたい、という。そちらの方もどうなっていくのか(インターネット上でも同じようなクオリティの情報を出していけるのか)楽しみ。

http://kinkin.tv/

で広報活動が始まっていた。毎月500円の有料ストリーミングでの運営を目指す、とあった。

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