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2012/05/24

[PTA] 海老名市の問題その後

まるおの雑記帳に、海老名市教育委員会への連絡のその後が書かれていた。
海老名市単P会長会で入退会自由をめぐり発言

市のPTA会長会にて、そのPTA会長から
「PTAが任意加入の団体であることを改めて意識していかなくてはいけないと思っている」
との発言があったとのこと。

こういうことを会長会で発言したのは、この会長がおそらく初めてだろうと思う。一朝一夕に周りの理解が得られるとは思わないけれど、これが大きな一歩になってくれるといいと思う。

地域の公立の小中学校PTAにはもう関係なくなってみて思うことは、PTAって毎年出たり入ったりできたらよかったのに、ということ。毎月の常任委員会に子供を連れてきて待たせている女性保護者がいたけれど、そういう状況ではPTAに参加することで子供にも保護者にも負担が大きいはず。

「今年は忙しいから通年の活動は無理かな。スポットでお手伝いなら。」
とか
「今年は家庭教育学級で介護の話を聞きたい。」
とか。自分でやりたい人が集まってやったほうが話の進み具合も早いし、楽しいと思う。

公立の小中学校は、校区の中の人間関係から退出することはできないので、PTAの活動でうまくいかないことがあると、日々の暮らしもつらくなると思う。それに、子供が学校に在籍しているから、学校に対しても遠慮してしまうだろうし。

自分がPTA本部スタッフをしていたころ、何かの講演の後で、会長に「こういう話を伝えたい人が来てくれないですね。」といったことがあった。いろんなボランティア活動をしていたその会長は、そういう人は来る余裕もないからPTAが何かできるというのは難しいのだ、と説明してくれた。全員をPTA会員にした上で、すべての会員に何かしなければならない、あるいは、何かできるはず、というのが過信というか大きな勘違い。

全ての保護者を包摂する役割はボランティアの集まりであるPTAだけではなく、学校やご近所や自治体行政などが重なり合って担っていくものなのかもしれない。

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