http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329_d.pdf
趣旨は「放射性物質を含む食品からの被ばく線量の上限を、年間5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに引き下げ、これをもとに放射性セシウムの基準値を設定した」ということ。
(単位はベクレル/kg)
旧
野菜・穀類・肉野菜その他 -- 500
牛乳・乳製品 -- 200
飲料水 -- 200
から
新
一般食品 -- 100
乳児用食品 -- 50
牛乳 -- 50
飲料水 -- 10
になった。
国の10分の1の基準を自主基準にしていたラディッシュぼーやの基準は、国の基準に合わせてさらに下がるというお知らせがメールで届いた。
新基準は以下のとおりだそうだ。
飲料水 乳児用食品 -- 不検出
牛乳 乳製品・米・飲料・飲用茶 -- 10
野菜・果物・きのこ類
肉・卵・加工食品・魚・他 -- 50
不検出の意味は測定限界に依存する値なので検出限界が気になる。それについてはメール内に説明があった。「らでぃっしゅぼーやで委託している第三者分析機関での 検出限界値は概ね1~9ベクレル/kgです。」
自宅では野菜のほぼ半分はらでぃっしゅぼーやのものを食している。らでぃっしゅぼーやのウェブサイトに掲載される検査結果を毎週みると、傾向としてはしいたけで検出される(基準未満が多い)ことが多い。露地ものが降下物を蓄積しやすいのだろうか。栃木や群馬の野菜でも検出されることがあるので、東日本の農作物は他との比較で言うとリスクが高い傾向があるとは言える。
最近、以下の研究が発表された。
平成24年3月12日
国立大学法人 東京大学
独立行政法人 科学技術振興機構飲食物由来の放射性ヨウ素およびセシウムによる
東京都民への曝露量と発がんリスクの推定
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20120312/index.html
自宅では魚介については、らでぃっしゅよりも生協をよく使う。これも徐々にらでぃっしゅに切り替えるのが良いのかもしれない。
一歩ひいて考えると、国の基準が十分だと自分が思っていれば、らでぃっしゅぼーやに頼る必要もないはずだ。この1年と少しの間で、国の中立的で正確なイメージは自分の中ではほぼゼロに近づいてしまった。「国の"安全"は疑え」という人は増えたんじゃないのかな。
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