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2008/09/06

[MotoGP] 2008 第13戦サンマリノ

サンマリノグランプリ イタリア ミサノサーキット (Misano circuit)
MotoGPは1国1開催の原則なのだが、ミサノはイタリア2回目となる。そのため、名義上はサンマリノでの開催になっている。
サーキットは低中速コーナーが多く、「ミューが低い」(岡田忠之氏)。

125cc


解説は坂田和人氏。
ガボール・タルマクシがポールポジション。

小山知良選手 22番グリッド(昨年は3位)
中上貴晶選手 25番グリッド
坂田氏「二人とも噛み合っていない様子」

125ccは年齢制限があるので若いライダーが多いのだが、今年は若いライダーが活躍している。

タルマクシの後には、ブラッドリー・スミスが2位で付いている。この2台が抜け出して3位集団との差を広げている。シリーズを狙うマイク・ディメリオとシモーネ・コルシが3位集団の中。2台は激しくやり合っている。コルシは何度も強引にインを差してディメリオを抜き返す。「見ていて気持ちのいいものではないですね」坂田氏。

後半、タルマクシがリアを滑らせてしまったところをスミスが抜き返す。タルマクシはしばらくスミスを前に行かせてついて行き、後半に抜き返す。

マイク・ディメリオはシモーネ・コルシの前を走っていた時に切り返しでスリップダウンして転倒リタイア。シリーズをにらんだ戦いで不利になった。
チャンピオンを取るには「相手の走りに惑わされずポイントを考えて自分の走りをどれだけできるか」と坂田氏。

ディメリオが転倒したあとはコルシとホアン・オリベの争い。ここでコルシはタイヤに負担をかけない走りに切り替えた。 最終ラップの最終コーナーでオリベが転倒。
「去年の走りをチェックしていれば最終コーナーでコルシが仕掛けてくることは分かっていたはず。普通のラインを走っていたオリベに敗因があったと言える」

小山知良選手 18位
中上貴晶選手 19位

二人ともマシンにトラブルを抱えたレースとなって厳しい状態。

250cc

解説は青木琢磨氏。

ポールポジションはヘクトル・バルベラ。

青山博一選手 5番グリッド (昨年2位)
高橋裕紀選手 4番グリッド

スタートは高橋選手がホールショット。
3周目がアレックス・デボンがハイサイド転倒。4周目でミカ・カリオが前を行く青山選手に追突して同チームの二人がリタイア。このところカリオがいいところがない。ピットでカリオが青山選手に話しかけているが青山選手はかなりむっとした表情。
バルベラがコーナーでパッシーニのイン側に入ってしまい、パッシーニが転倒。バルベラはトップ争いをしていると危ないシーンが一度か二度あることが多い。

高橋選手はちょっとトップを走ったがそのあとは2位から4位ぐらいの集団の中にいる。

残り4周でシモンチェリがバルベラのインに入って行って2台ともコースアウト。 直後にシモンチェリが単独転倒。

バウティスタ(予選11番手から)、高橋裕紀選手、バルベラの順にフィニッシュ。4位はベテラン、ロカテリ。
高橋選手の表彰台はスペイン以来。

アナウンサー「バルベラが2度コースアウトをし、何度も接触しながらの3位表彰台。これは力があるとみていいんでしょうか」
青木氏「いや、たまたまでしょうね。」

MotoGP

解説は辻本聡氏、ゲストは岡田忠之氏。

ケーシー・ストーナーが7戦連続ポールポジション。一方、バレンティノ・ロッシにはここは地元。
ロッシが少し追い上げ始めたタイミングで、ケーシーストーナーが残り20周で単独転倒。これは前戦と同じパターン。どのライダーもタイヤが荒れている。トスランドのオンボード映像にリアタイヤが映るのを見て、岡田氏「結構荒れている」。
中野選手は、後続から徐々にパスされて抜き返せずどんどん順位を下げる。新マシンを投入したことで速くなっているのだが、データが不足でセッティングが決まらないような印象とのこと。

トップは、ロッシ、ロレンソ、エリアス。結局、順位は変わらずそのままフィニッシュ。
カピロッシが277レース目。これはアレックス・バロスを抜く記録。


アゴスティーニに並ぶ68勝、とイタリア人合計の700勝。

中野選手はかなりパスされてしまい12位。

表彰台の下はロッシのファンで大騒ぎの状態。 ロッシはひざ当てのプラスティックを表彰台したの観客に投げ入れた。

これで、シリーズチャンピオンポイントはロッシとストーナーが75ポイント差になり、ロッシがかなり有利になった。残り5戦なので、まだ何が起こるか分からないが、ストーナーとしては、もうミスが許されない状態になった。

終了後のインタビューで、エリアスが「自分は来シーズンのチームが決まっていないのでどこかが取ってくれるとうれしい」と発言。来年はドゥカティ・アリーチェにはもういないということなんだろうか。。

中野選手「前後が跳ねるような感じがして、なんかおかしいなあ、と思いながら走った。後半は全然走れなくて3秒ぐらい遅くなった。残念だ。ニューマシンが来ているので次までになんとかしたい。」

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