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2008/09/18

[NASCAR] 2008 第26戦 リッチモンド

CHEVY ROCK & ROLL 400.
バージニア州リッチモンド。リッチモンド インターナショナル レースウェイ( Richmond international raceway)
D字型のサーキット。
レースは天候が悪く順延、かつ、昼間に変更された。雨のため予選がなく、路面コンディションが変わっているため、コンペティション イエローが45周目に入る。バンクが14度なのだが、「ターンインのところが非常に角度が浅く難しいコース」と解説の福山英朗氏。

このリッチモンドでチェイスに出場できる12選手が確定する。12位に入れるかどうかのレーサーは数人いる。デビッド・レーガン(David Ragan)クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
ボーヤー、レーガン(17point差)、ケイン(41point差)。

一方グレッグ・ビフル(Greg Biffle)
は出場すれば(グリーンフラッグでスタートさえすれば)チェイス確定、ケビン・ハービック (Kevin Harvick)は一度でもトップを走ればチェイス確定。ジェフ・ゴードンがまだチェイス確定ではない。そのためポイントを取りにピットで2タイヤチェンジでリードラップを狙うという奇策を取る。あとはジェフ・ゴードンはフィニッシュすること。ケインはチェイスの可能性がある唯一のダッジユーザーだそう。

マット・ケンゼス (Matt Kenseth)のピットには元クルーチーフ(現ラウシュ・レーシングの重役)が姿を見せてなにやらやっているのた映っている。オフィスで待っていられず現場に来てしまったというところか。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)がハービックと中盤戦のリードラップを争っている。
先頭を行くカイル・ブッシュ (Kyle Busch)の後にジュニアが当ててスピンさせるというシーンで、観客は総立ちで喝采している。今年のリッチモンドでは逆にジュニアをカイ ル・ブッシュがスピンさせたというのをTVはわざわざ流してリベンジっぽい演出。実際はブレーキングしていたジュニアの前にカイル・ブッシュが出てきたと いうことだが、「NASCAR的にはやり返したということでいいですかねぇ」と福山氏。

デビッド・ルーティマン(David Reutimann)がリードラップ。福山英朗氏「ルーティマンは感謝を忘れないドライバーだ、とチームオーナーのウォルトリップが言っていた。礼儀正しい青年だった」と。実力でリードラップは初めてではないか、とのこと。ウォルトリップレーシングはオーナーであるマイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)はじめ今回は車の調子がいいようだ。


ルーティマンは今年初めて10位以内でのフィニッシュをしたばかりの若いドライバーで上り調子。チェイスに行ける順位ではないが「来年に向けてのアピールになる。」(福山氏)

レーガンはボーヤーの前に出て、かつ6台ほどの差をつけなければポイント差の関係でチェイスには出られないのだが、 接触があって後退してしまい万事休す。

ルーティマンはトニー・スチュアート(Tony Stewart)に追い越されて後ろに下がり、コーションが2,3度あった後には、ジミー・ジョンソン、トニー・スチュアート、ジュニア、ジェフ・バートンとおなじみのメンバーが並ぶ。「夏以降はジミー・ジョンソンは立て直してきましたね。」(福山氏)

最終10周は、ジミー・ジョンソンとトニー・スチュアートの一対一の勝負になった。双方のスピード差はほとんどなく、トニー・スチュアートがなかなか抜けない。ジミー・ジョンソンがそのまま優勝。

チェイスに入れなかったデビッド・レーガン、ケーシー・ケインは二人ともチームに感謝し、残念だとのコメント。入れたクリント・ボーヤーは「冷静でいることはそんなに簡単じゃない」と答えていた。

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