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2008/09/05

[NASCAR] 2008 第24戦 ブリストル

G+でTV観戦。

テネシー州 ブリストルモータースピードウェイ(Bristol motor speedway)。約0.5マイルを500周。
水曜日の午後から観客はソファーなどを持ち込んでキャンプ体制。木曜日の午後にチームが到着するのを観客が見学している風景がTVに映っている。デイトナのようにレースウィークを長く楽しむサーキット。レース名はSharpie 500。Sharpieはサインペンの商品名で、NASCARのドライバーは必ず携帯していなければならないらしい。

バンク角が26から30度。また、路面がちょっと白っぽく普通のアスファルトと材質が少し違っているような感じ。小さいサーキットなのでピットは直線1つでは足りず両側を使っている。

解説の桃田健史氏「ここはリスキーなコースで、ぶつかって当たり前だがぶつかりすぎるとポイントを落とす。守りに入るのがだめだが、チェイス進出がかかる8位以下12位まではポイントを守りたいと思っているはず。NASCARを見るならブリストルかデイトナを見るべき。」
クラッシュが多いサーキット。FOXの解説者が工具を紹介していたが、最後に紹介した工具は金属バット。これでフェンダーの曲がりなどを修正するそうだ。

この日にブリストルの16万人の観客がウェーブをしているのが映された。これが実際に世界記録になったらしい。すり鉢状の観客席は傾斜がきつく隙間がないのでウェーブが非常に美しい。

カール・エドワーズ(Carl Edwards)がポールポジション。デビッド・ローティマン(David Reutimann)がフロントロー(自己記録更新)。デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr)が40位と下からのスタートになっている。予選で何かトラブルがあったのか?8番のマシン(マーク・マーティンの車)には今回はエリック・アルミローラ(Aric Almirola)が登用され乗っている。

ジュニアがジャンプスタートのペナルティを受けて最後尾43位まで下がる。このところ、速いのだが運が悪い、というか、レース運びでのミスで必ず成績を下げている。ここから10台ぐらいをやっと抜いてくるが後ろの方は車が込み合っていてなかなか抜けない。

トップが入れ替わってカイル・ブッシュ(Kyle Busch)。今シーズンは車の状態もドライバーの状態も良い。どんどんと周回遅れを作って走って行く。

周回が短く15秒程度で一周するので見ている間に周回が重なって行く。

TVにサーキットの夜景が映るが、ナイトレースなので、周りに何もない中にサーキット明かりがきれいだ。

途中でジェフ・バートン(Jeff Burton)が巻き込まれ事故でリタイア。「典型的なブリストルのクラッシュだ。」と本人も言っている。と思ったらその直後には大クラッシュで赤旗。このクラッシュにケーシー・ケイン、クリント・ボーヤーなどチェイスへの進出がかかっているドライバーも巻き込まれた。

赤旗後のリスタートでは、カイル・ブッシュの後にデニー・ハムリン(Denny Hamlin)が来た。が、やはり、その後は定番でカール・エドワーズが2位になる。桃田氏「カール・エドワーズはケン・シュレーダーのところに弟子入りに行ったが百年早いと言われて断れた。それで、ダートレースなどで修業して、車のことを勉強しているので車の状態に合わせてラインを変えてくる」

「カール・エドワーズはリスタートの後2,3周しかチャンスがないから内側に入って追い越すのではないか。カイルはリスタート2,3周はリアが振れるからその時がチャンス。」桃田氏。カール・エドワーズはTVの解説のデイブ・ジャレットに対して、short runならいける、と答えている。
34周でリスタート。
カール・エドワーズが桃田氏の予想どおりの作戦で追い越した。ここで予想外だったのは、デニー・ハムリンがカイル・ブッシュの前に出て2位になったことでカイルのスピードが伸びなかったこと。カール・エドワーズがこの間に逃げたので差が開いた。

カイル・ブッシュは2位に上がったが、後にハムリンとケビン・ハービックがぴったりついてきている。
カール・エドワーズが優勝して、カイル・ブッシュが2秒ぐらい遅れて2位。

カール・エドワーズがカイル・ブッシュを抜くときに後ろから当てて抜いた。このことをカイル・ブッシュが「あいつはいつもあんな走り方だ」と怒っていた。カール・エドワーズは「やるかどうか自問自答したのだが、これがレースだ。彼もそういうことをするし。」とわかった上で当てていったと自分でも言っていた。

この二人がチェイスを確実にした。今シーズン好調の二人なのでチェイスに入ってからも争うことになるだろうから、いろいろ事件が起こるかもしれない。

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