Sao Paulo Indy 300
2010年3月14日
放 送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀 士、松浦孝亮、天野雅彦(現地)
今シーズンの初戦。
日本では佐藤琢磨がKVレーシングテクノロジーに参加したことが話題になった。
サンパウロの路面が悪いのとにわか雨でタイヤ交換などピット作戦が効いた。
ウィル・パワーが優勝。
最終結果
順位 | ドライバー | チーム | ゼッケ ン |
---|---|---|---|
1 | パワー(Power, Will) | Team Penske | 12 |
2 | ハンターレイ(Hunter-Reay, Ryan) | Andretti Autosport | 37 |
3 | メイラ(Meira, Vitor) | A.J. Foyt Enterprises | 14 |
4 | マトス(Matos, Raphael) | Luczo Dragon Racing de Ferran Motorsports | 12 |
5 | ウェルドン(Wheldon, Dan) | Panther Racing | 4 |
20 | 武 藤英紀 | Newman/Haas/Lanigan Racing | 06 |
22 | 佐藤琢磨 | KV Racing Technology | 5 |
武藤英紀、佐藤琢磨
武藤英紀はアンドレッティ・オートスポーツからニューマン・ハース・ラニガンレーシングに移籍。
佐藤琢磨はKV Racing Technologyから参戦。
二人ともリタイア。
佐藤琢磨は10番gridからスタートでスタート直後の1コーナーの混乱の中でブレーキが効かず、そのまま突っ込んでしまいリタイア。
武藤英紀は7位から10位あたりを走行していたが、クラッシュしてリタイアした模様。あまりTVにも映らなかった。
マルコ・アンドレッティ
スタート直後、マリオ・モラエスが後ろからマルコのコックピットの上に乗り上げた。ドライバーがいるのかどうかも見えなくなっていた。しばらくして "He is OK"という現地放送に放送席も「よかった。」
「マトスが急にブレーキを踏んだ」とマルコ。マトスに詰まったマルコの車に後ろからモラエスが乗り上げたということのようだ。
ライアン・ハンターレイ
2009年シーズンはスポットで、A.J.FOYTレーシングでヴィトール・メイラが休んでいる間の代理ドライバーで実績を挙げ、結果的には武藤と入れ替わる形でアンドレッティ・オートスポーツに加入。
「コンディションの悪いときに速い」(松田)
最後の最後までトップにいたが、燃料の残量がぎりぎりであまりペースが上げられず、ブリスコーのクラッシュのコーション後にパワーにパスされた。
ライアン・ブリスコー
タイヤを早目にレインタイヤに交換するなど、読みが当たり上位にいたのに、何か焦ったのかクラッシュ、リタイア。
ビトール・メイラ
松浦孝亮の「マブダチ」。
2009年、怪我をしてレースに出場機会がほとんどなかった。
A.J.FOYTレーシングから参戦できることになった。終盤に3位に上がり、パスされた4位のマトスが後続の頭を押さえたのにも助けられて3位。レース後には「A.J.FOYTレーシングチームのみんなに感謝」というコメント。
雨
レース開始時にはウェット路面、一旦晴れて、30Lapあたりから激しい雨で赤旗中断。ラバーが流れてしまう。天候は不安定でレース終了後にも雲が見えていた。
女性ドライバー4人
ダニカ・パトリック、ミルカ・デューノ、シモーナ・デ・シルベストロ、アナ・ベアトリス。
「女性が4人参戦しているレースは世界でも他にありませんよ」松浦。
「ここにサラ・フィッシャーが来たら5人になりますね」松田。