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2010/04/16

[WTCC] 2010 Rd1,2 クリティバ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)
2010年 3月7日 クリティバ
放送:GAORA

実 況:ピエール北川
解説:木下隆之

2010シーズンにはドライバーの大規模な異動があった。
チーム移籍
Y.ミュラーSEAT から シボレー
トム・コロネルインデペンデントからSR-Sports
ジェームズ・トンプソンLADAからインデペンデント

また、WTCCから移ったドライバーは
J.ミュラーとニコラ・ラリーニはLeMansシリーズへ
リカルド・リデルはGTシリーズへ
ザナルディは未定
となっている。

シボレー
Y.ミュラーをシボレーが高額な費用で移籍させたのだ、とか。シボレーはオフの開発にも力を入れているようで、プロモーションとしてWTCCを活用する方向。

BMW
台数を減らした。WTCCだけではなくLeMansシリーズやニュルブルクリンク24時間にも力を入れる。

SEAT
昨年チャンピオンチームだったSEATはワークス体制を解消。セミプライベート化した。チームはSEATからSR-Sportsに変更された。そのかわり台数が増え、トム・コロネルはインデペンデントからこのチームに移籍。

Round1
最終結果

1Y. ミュラー(Yvan MULLER)Chevrolet Cruze
2ハフ(Robert HUFF)Chevrolet Cruze
3メヌ(Alain MENU)Chevrolet Cruze
4タルキニ(Gabriele TARQUINI)SEAT Leon TDI
5プリオール(Andy PRIAULX)BMW 320si

スタート前に降雨。
ウェット路面からセーフティーカー先導でローリングスタート。
ラップ数が15周に増加。
スタートから、ジェネやタルキニがコースアウトしている。
同じ左コーナーをショートカット気味にグリーン上を走るがこのグリーンではあまり速度が落ちない。多くのドライバーがこのグリーンをコースようにして走る。
「シボレーは開幕戦では同志討ちしてシッチャカメッチャカという感じがあるのですが、今年は違いますねー」ピエール。
「ミュラーの移籍効果でしょうか。昨年までのエースは切り込み隊長ラリーニでしたからねぇ。」木下。
10Lapごろにはかなりドライになって、ウェットセッティングのシボレーはきびしい。タイヤのグリップはかなり落ちている。

インデペンデントでは中国国籍(香港)のO'Youngがトップ争い。チームはイギリス籍。車はシボレー・ラセッティ。中国人ドライバーが世界に出てくるのは珍しい。

モンテイロのボディにはアンドレ・クート選手の息子(白血病の闘病中)のための呼びかけメッセージ。

シボレーの表彰台独占。Y.ミュラーは移籍初戦でポールトゥウインを達成。
勝利インタビューでメヌは「三人のセッティングはバラバラだった。僕はドライセッティングを変えていなかった。」


Round2
最終結果

1タルキニ(Gabriele TARQUINI)SEAT Leon TDI
2ジェネ(Jordi GENE)SEAT Leon TDI
3メヌ(Alain MENU)Chevrolet Cruze
4Y. ミュラー(Yvan MULLER)Chevrolet Cruze
5ハフ(Robert HUFF)Chevrolet Cruze

リバースグリッドでのポールポジションはトム・コロネル。
トムはスタートでミスしてその後の混乱の中でプリオールにヒットされる。プリオールもトム・コロネルもリタイア。
タルキニは5位からジェネとトップに出て、ジェネを抜き先頭に立つ。その後SEATの2台は単独走行で最後まで走りきる。
シボレーは3位から5位。ハフの後ろにはBMWのファーフス。地元なのでTVカメラがフォローしている。BMWはシボレーに比べてストレートが伸びずスリップについてもそのまま1コーナーまでついていくだけ。FRのシボレーに対し、FFのBMWはコーナーでも不利で、6位でゴール。

タルキニもジェネも「SEATからほとんどサポートが得られず満足なテストもできない状態。セミプライベートチームが好成績を残せてうれしい。チームに感謝」とコメント。
昨年優勝のSEATがいきなり体制を解除する、というのは世界同時不況による会社の経営の問題なのか。LADAも初戦には姿を見せていない。

次戦に予定されていたメキシコは災害の影響でキャンセルされた。

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