MotoGP
2010年 第13戦 アラゴン
ハンガリーGPがリーマンショック後の世界同時不況の影響で開催中止になった。その影響で、リザーブだったアラゴンGPが13戦として開催される。スペイン国内のGPは、へレス、カタルニア、アラゴン、バルセロナの4戦が開催されることになる。
モーターランドアラゴン
5078m
左回り
左10 右5
2009年に完成したサーキット。ティルケの設計。
前戦サンマリノで富沢祥也選手が亡くなったことから、追悼の意味で全選手が48のゼッケンや富沢へのメッセージを思い思いの場所に付けている。エリアスはもし勝てたらその勝利を富沢に捧げる、と話した、という。
125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人
マルケスがポール。
スタート後、マルケスが転倒。クルメナッハーがイン側の縁石に乗り上げて転倒し、マルケスを撃墜。
マルケスは悔しがったがリスタートはできずノーポイント。クルメナッハは危険な行為により黒旗提示。
トップはエスパルガロ。
テロルはエスパルガロをパスしてトップに立ち、
テロル、エスパルガロ、スミス、コルテセ、バスケス、小山が大きなトップ集団。
テロルの後ろにエスパルガロ がついた形で二人で抜けだす。
テロルは一旦少しスパートして様子をみるがエスパルガロを引き離せないので、こう着状態。
最終ラップでエスパルガロは最後のバックストレートで逆転し、そのまま優勝。
「最後にテロルがブロックラインを取る走りに切り替えた。イン側を走る距離が少し長すぎそのためスピードが落ちてしまった。」
国王が表彰台の1位にカップ贈呈に登場。
moto2
解説:青木拓磨
イアンノーネがポールからトップに。
スタートの1コーナーでパッシーニ、バルドリーニ、エルナンデス、ニエト、バルデスが巻き込まれるクラッシュ。125ccと同じようにイン側で転倒したライダーに巻き込まれた形。
スタートからイアンノーネは逃げる。
エリアスはスタートで後続に巻き込まれ12位まで下がる。
10Lでエリアスが5位に上がる。
トップのイアンノーネは9秒程度先に出て、2位集団はコルシ、シモン、タルマクシで構成された3人。エリアスがここに近づくとともに、コルシが遅れ始め、エリアスに抜かれる。
シモン、タルマクシとエリアスは1.7秒差。
イアンノーネは9秒程度前に、シモン、タルマクシの後ろ1秒弱でエリアスがフィニッシュ。
motoGP
解説:宮城光
ロレンソは富沢選手のヘルメットのデザインをSHOEIから送ってもらい自分のヘルメットのプリントを変えている。
スタートではロレンソとストーナーがトップ争いし、ストーナーがトップで最初のラップを回る。
ペドロサはスタートの加速が鈍く5位に落ち、そこから徐々に上がる。
ストーナー、ロレンソ、ヘイデン、スピーズの後ろからペドロサ。
ペドロサはスピーズとヘイデンをオーバーテイクして、ロレンソの後ろに。
「YAMAHAはホンダのバイクよりもトップスピードが遅い。ドゥカティはYAMAHAよりも速度が出るが、燃費を考慮して遅くなっている場合もある。」(宮城)
ストーナー、ペドロサ、ロレンソ、ヘイデンの順でレースは進行。
Lap10でペドロサはストーナーの背後に接近して1秒を切る。
ここからストーナーがスパートをかけてペドロサを再び離す。
ペドロサのピットには、あの自転車ロードレーサーのインデュラインがいる。
ヘイデンはロレンソの背後についたまま最後の周回まで付かず離れず。
最終コーナーの3つ前あたりでイン側にヘイデンが入ってロレンソをオーバーテイクし、そのままフィニッシュ。
ロレンソはピットに帰った後、すぐにピット裏に姿を消した。4位になり表彰台を逃がしたのは今シーズン初。
ロッシは8番スタートから6位まで上がった。
ドビツィオーソはスピーズのすぐ後ろを走ったが最終ラップで転倒。