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2011/01/10

西田 文郎 「エジソン脳をつくる「脳活」読書術」

飯田泰之の「経済は損得で理解しろ」の編集者をtwitterでフォローしていたらこの本の最初の章のPDFを配信する、というツイートが流れてきた。
PDFを読んでみたらちょっと面白そうだったので、自己啓発本かなと思いつつも購入。


成功する人にとって、成功することは「自転車に乗るようなもの」。この比喩のポイントは、できてしまった人ができなくなることはないし、できなかったときのことは思い出せないぐらい自然にできてしまう、というところ。

しかし、凡人が読書によって得たひらめきから「成功」に結びつけることが簡単かと言うとそうでもない。そのためには、今までの「失敗体験」イメージを切り離すために「かも」の法則を使う、など具体的なアドバイス。

この本を読んでから実行しているのが3冊並行で読書(専門的な本、簡単な本、その中間)という話。確かに、ずっとプログラミング言語の本ばっかり読んでいるとどんどん効率が落ちる気がするので、言語本⇒ミステリ⇒経営論、などとローテーションさせてみると気分転換になっていい。

この本の中で一番驚いた、と言うか、ほんまかいな、というのが以下の文。これ本当なんだろうか。

「天才とは1%のひらめきと、99%の努力である」。
(略)
ただしこの言葉は、当時の新聞記者の聞き間違いがもとで、エジソンの真意とは間逆の意味で広まってしまったことが、後になってわかっています。
 多くの人はこの言葉を、エジソンが、努力の重要性について言及した言葉だと思っているはずです。しかし、エジソンの意図は、全く逆。エジソンは後に、「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄である」と言いました。「努力すれば成功するのではなく、ひらめきが重要なのだ。1%のひらめきを得るために、99%の努力をしているのだ」-- これがエジソンの言葉の、真の意味だったのです。

どちらかというと、努力しない奴はだめだろ、という教訓として聞いた気がするエジソン話なのだが、著者によれば、エジソンはひらめきをメモし実験によって確かめその中から発明の端緒をつかんだ、ところがポイント。だから、本を読むのは重要だが、ひらめきをメモしたら実行する(ほとんどの人は読んでも実行はしない)ためにはどのような心理的なバリアを取り除くべきなのか、ということを説いている。

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