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2011/04/06

[高校] 座間総合高校のインプレッション(一年間のまとめとして)

[設備]
有名私立に伍するほどの設備はないが、教室のエアコン、英語のリスニングなど、一通りは揃っている。また校舎の改装で全体にきれいになり、売店も整備された。
水泳用のプールはある(水泳の授業はないようだ)。グラウンドは、よくある野球用のマウンドがない平らなグラウンドになっており体育の授業などには適しているのではないだろうか。野球部にはちょっとかわいそうだが、野球やソフトボール以外はフラットな地面を使うので、どちらかを取るしかない。

[通学など]
自転車通学が非常に多い学校だが、子どもは一年間バス通学であった。
さがみ野駅からのバスは速ければ15分ほどで着く。しかし、一車線の路が混雑してしまうと遅刻になることが年に何回かはある。

バスについての遅刻ルールは、雨の日は遅延を認めるが、晴れの日はほぼ認められない。道路状況が原因だったとしても晴れの日なら遅刻になる。これは、推薦入試や就職の際に条件にひっかかることになる。さがみ野駅側のバス通学は7時台後半のバスに乗れなければ遅刻リスクがあるので可能なら自転車通学がいいだろう。

自転車に関しては、地域の自転車屋さんに依頼して年1回整備があるとのこと。
またバイクは免許取得も(通学も)禁止。

自動車での送迎については、保護者のみ可能。

[授業]
入学してすぐに学年を集めての合宿があるのは、最近は公立高校でも珍しくない。ここでは学習の他、講演など。

科目にもよるが、他校(とは言っても有名公立ではない)と比較するとやや授業の進度がゆっくり。最後の方の授業は駆け足になっているものもある(ここで1年間の帳尻を合わせているのかも)らしい。塾に行くと他校に比べて進みが遅いと感じる人もいるだろう。総合高校ならではの選択科目は2年次から。

2年以降のコース選択を行うのは1年の中ごろ。保護者から見ると「え?もう決めるの?」というぐらい早い。それまでに文系理系のどちらかをだいたい決めておかなければならない。また、選択授業をどの程度取りたいかも決めておかないと大変ではないか、とも思う。

大学の担当者が来校しての講演など、生徒に対して進路を意識させることを意図したイベントは年に何回か(一年生から)開かれている。

2期制の前期・後期だが、夏・冬・春の休みは他校と同じぐらいある。行事や休み前など授業が半日だったり休みのこともおおく、授業時間は他校に比べて少ないぐらいではないか。

サポート7という補講があり、授業の補完的な役割になっているらしい。成績が思わしくない生徒は参加を指示されるとのこと。

[生活指導]
入学前の説明会で聴いていたほどには厳しくないような気がする。髪を染めたり化粧をしている生徒も少数見かける。余りにもひどい場合は帰宅させて直させるという指導がなされているためか、それなりな範囲に収まっている。学校全体の雰囲気は悪くないと感じる、総合高校前の雰囲気を知る保護者によると総合高校になって変化したところ(「ずいぶん落ち着いた」とおっしゃっておられた)もあるそうだ。

[進路]
大学進学は50人強だったようだ。短大・専門学校・就職など進路は多様。学校側もそれなりに対応可能の様子。また、進路についての学校主催の講演会が2学期後半か3学期にあった。ただ、2012年3月卒業生が実質的に初の総合高校の卒業生になるので、今後大きく変化する可能性はある。

[PTA]
強制加入。特に盛んというわけではない。おそらく他校と似たようなものではないだろうか。PTA会費は諸費用と同様に学校が引き落とす方式。

[修学旅行]
実際に行くのは2年生だが、行き先を決めるのは1年生。海外と国内を選択でき、海外に行く人は(持っていなければ)パスポート取得などを春休みに行う。国内は75000円程度の費用(旅費のみ)。

[国際色]
多国籍の生徒が在籍しているので、各国の生徒・日本人の生徒が各国語でステージでプレゼンテーションを行ったりする催しがある。これは座間総合高校の特色の一つで、文化祭でも保護者が参加する出店がある。人気が高くすぐに売り切れているそうだ。

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