2011年 第4戦 サンパウロ
Itaipava Sao Paulo Indy 300 presented by Nestle
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松浦孝亮、武藤英紀
結果
1 12 Power, Will
2 38 Rahal, Graham
3 6 Briscoe, Ryan
エリオ・カストロネベスは2011年シーズンはクラッシュの原因になってばかり。
スチュワードであるAl Unser Jr.はエリオに関して:
We keep track of drivers who are making poor decisions, and we're keeping track of what helio is doing,. If he continues, then some actions will be taken.
とコメントした。これを聞いた松浦孝亮が「僕も、クラッシュが続いたとき、説教部屋(バーンハート)に呼ばれて、次はないぞ、と言われました。」とフォロー。
2010年のサンパウロは雨でストレートがグリップせずにクラッシュ。武藤英紀もクラッシュでリタイヤした。「サンバを踊るために塗っていたところを前日に削ったので、何速に入れてもグリップしなかった。」(武藤)
2011年も雨
レース開始時に小ぶりだった雨が途中が強くなり、あちこちでスピン。一度9Lで2時間以上の中断があり、再開したが、途中で赤旗中断し翌日の月曜日に再レース。前日には車を壊してリタイア確定になっていた、ダニカ・パトリックなども9Lapダウンで復帰して走行。
走行時間が日没時間との兼ね合いで制限されて2時間レースに。各チーム最後は時間と周回を考えた作戦を立てた。その中でステイアウトした佐藤、マルコなどは燃料が足りなかった。
エリオ・カストロネベス
地元レースでスポンサーカラーはITAIPAVAというビールメーカー(トニー・カナーンも同じカラー)。スタートでダリオに押されてクラッシュしたところにシモーナとダニカが突っ込んだ。
佐藤琢磨
ドライセットでは車が決まっていなかった。ウェットではほかに比べて速い車ができており、一日目のレースで上位が脱落する中、生き残り4位。
翌日のレースではウィル・パワーをオーバーテイクしてトップで22Lap走行した。
最後のピットでステイアウトのギャンブルを仕掛けたのがはずれて8位。非常に悔しそうにインタビューに答え「すごく燃費をセーブしたが3Lap足りなかった。今だから言えることだが、ピットインしても勝てた。」
ウィル・パワー
ピットイン後にウォールにヒットして車に影響があったが、それにもかかわらず、佐藤琢磨が燃料切れピットのあとはトップに出て優勝。ロードコースでは本当に安定して強い。
「ペンスキーの作戦を組み立てる能力が高い。同じ作戦をとったら6位には入れるんじゃないかと話したりしていた。しかし、同じでは勝てないのでギャンブルに出てしまう。佐藤選手の作戦もそれだったんじゃないか。」(武藤)