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2008/05/08

[WRC] 第5戦 ヨルダン

JSPORTS ESPNでTV観戦。
灼熱のヨルダンラリー。WRCは今回初めて開催。
このラリーの特徴は路面が硬くどこも砂が浮いていて、スタート順に大きく影響されることと、観客が非常に少ないこと。

DAY1
路面に砂利が多いため、スタート順の遅いソルドやペター・ソルベルグの方が一番スタートのローブよりタイムがよかった。がリピートステージになるとローブが上昇。

相変わらず運の悪いペター・ソルベルグ(スバル)は、車のダンパーをつなぐパイプが抜けてオイルが漏れて燃えるというトラブルがあってレースから脱落。解説の福井さんによれば、オイルが霧状になってエンジンルームに回りそれで火がつくのだそうだ。


スバルよりもダメージが大きいのがスズキで、SS1でP-Gアンダーセンがリタイア。SS3でガルデマイスターがオイルパンが壊れてリタイア。DAY1で2台ともいなくなってしまった。
ソルド、ローブ、ラトバラの順で終了。この日は新しいラリーなので全員が様子見。

DAY2
この日の最大のトラブルはローブがSS10走行終了後に戻るために走っている途中で、同じ道をSSに向かっていたロウテンバッハ(シトロエン)と正面衝突。ローブの車は前面が壊れてしまいリタイア(スーパーラリーで復帰)。最初のステージでトップに立っていたので勝ちパターンだったのだが。
このロウテンバッハはSS9の途中で崖から落ちそうなスピンをしていたりしてちょっとリスクの高いドライバーかも。

ペター・ソルベルグは、スーパーラリーで復帰した後もブレーキが効かなくなって退避路に突っ込むというトラブルを経験して最終日まで走りきれなかった。同じスバルのアトキ ンソンの車にはトラブルが発生せず、アトキンソンは3位入賞している。スバルのトラブルを一身に背負ってしまうペターはお祓いにいったほうがいいのでは。

DAY3
福井さんが「設定がうまい」とほめていたコース設定で、DAY3も40kmのステージが2本ある。そのために、この日に逆転することが十分可能だった。それを計算にいれたフォードチームの作戦勝ちという面はありそう。

首位を走っていたラトバラにSS18で左リアのサスペンションのアームが曲がってしまうトラブル発生。TVで見ているとジャッキアップしてコ・ドライバーが車の下にもぐっているときに、ジャッキが倒れて彼は車に挟まれてしまった。すぐに周囲の人が持ち上げたので何事もなかった。このトラブルを抱えながらラトバラはサービスまでは戻ることができた。
サービスでのインタビューでラトバラは「トラブルはアンラッキーだったけど、サービスに戻ってこられてラッキーだった。」とにっこり。この前向きなところがラトバラの財産だろう。

DAY2の最後でフォードはわざとスピードを落とし、DAY3のスタート順でトップに出ないように調整した。対照的にシトロエンのソルドは最後までスピードを落とさなかったのでDAY3はかなり砂利の多い状態の路面を走ることになり、ペースが上がらなかったようだ。

最終順位は
ヒルボネン(フォード)、ソルド(シトロエン)、アトキンソン(スバル)。

番組恒例の三人の優勝予想では、山岸舞彩がヒルボネンの優勝を的中させた。まだシリーズの序盤だが、ローブのシリーズチャンピオンがちょっと怪しくなってきたような感じがする。

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