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2008/08/06

[NASCAR] 第20戦 インディアナポリス

G+でTV観戦。

インディアナ州インディアナポリスモータースピードウェイにて開催。AllState 400。

インディアナポリスの路面の状態が悪いため、タイヤの摩耗が激しく、使用できるタイヤは9セットから10セットに追加された。

2.5マイルを160周で合計400周を走る。各コーナー間が割と長いので、長短のストレートをコーナーでつなぐようなオーバル。

トニー・スチュアート(Tony Stewart)がジョー・ギブスレーシング(Joe Gibbs racing)を離れることと、ここが生まれ故郷なので今回は勝ちたいところかも。
4周でマイケル・ウォルトリップ(Michael Waltrip)ポール・メナード(Paul Menard)がクラッシュしてイエローフラッグ。このあと、タイヤバーストによるクラッシュが何度か発生。

タイヤの摩耗はやはりひどい。約15ラップで交換が必要になるようだ。コーションの半数程度はタイヤのバーストが原因のクラッシュだ。
デイル・アーンハート Jr(Dale Earnhardt Jr.)は最初のコーション(4週目)でほとんどの車が入らない中でピットインしタイヤ交換した。その後は他の車がピットインするときはステイアウトしていったんはトップに出た。が、タイヤの摩耗が激しいため、結局は自分だけがタイヤ交換に入らなければならなくなりここでラップダウン。一旦ラップダウンになるとなかなか挽回できない。車は速いのでトップと同じ速さで走れるのだが、ラップダウン(36位あたり)から抜け出せず。

ピット作業を2タイヤにしてカイル・ブッシュがトップに立つ。これにたいして、ヘンドリックモータースポーツ(Hendrick Motorsports)は4タイヤ交換で後ろからオーバーテイク、タイヤにリスクは負わないという作戦。

タイヤの劣化が早いため、コンペティションイエローもかなりこまめに設けられる。その結果、レースが頻繁に中断されることになってしまい、面白みがなくなる。

解説の石見周氏によれば、「タイヤメーカーはこうなることは予想できていたはず。しかし会社の開発費が出ないなどで思ったようなタイヤにできていないのでは」と推測。また、「おそらく、観客はこんなにコンペティションイエローが入るのは興ざめだと怒るだろう。問題になるのではないか。」

カイル・ブッシュはタイヤに無理をさせたためか、ペースが上がらなくなってしまい、順位が下がって行く。ジミー・ジョンソン(Jimmie Johnson)ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)がトップ2。

レース全体の問題だということで、Nascarの社長がTV画面で説明にあらわれ、レースの安全が第一だ、と言い訳のような説明。TVスタッフは各チームオーナーにも話を聞くが、全員が不満はあるのだが直接には言わないで、関係者の努力を評価するようなコメント。

残り50周あたりでの順位は、
ジェフ・バートン( Jeff Burton)A.J.アルメンディンガー( A.J. Allmendinger) 、ジミー・ジョンソン。ジュニアはピットを利用してなんとかラップダウンを解消した後、地道に順位を上げて13位まで来ている。

12周程度で必ずコンペティションイエローが出ることがわかってしまっているので、「12周のスプリントレースを15回ぐらいやる」(石見氏)という作戦に切り替えたチームが上位に来ている。ただ、トラブルでのイエローフラッグの発生は予見できないため、それが起こると順位変動の可能性が高くなる。

最後のスティントが7周になり、ジミー・ジョンソンは2タイヤ交換で勝負をかけてピットアウトで1位。背後にカール・エドワーズ( Carl Edwards) が追い上げてぎりぎりの勝負だったが、ジョンソンの勝利。

これでやっとジミー・ジョンソンは2勝目。

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