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2008/08/28

[NASCAR] 2008 第23戦 ブルックリン

G+でTV観戦。
ミシガン州ブルックリン ミシガンインターナショナルスピードウェイ
観客は約14万人。

ポールポジションはブライアン・ビッカーズ(Bryan Vickers)

2マイルの高速コース。ターンのバンクが18度(「深いわけでも浅いわけでもない」解説の福山英朗氏)。ピットウィンドウは35周から40周。

NASCARの運営コストが、今、高騰していて25億円から30億円(福山氏)なので1社スポンサーでは賄いきれないケースが多い。そのため、シーズン中にサブスポンサーがメインスポンサーとなり、マシンカラーが変わる。エリオット・サドラー(Elliot Sadler)は今レースはstanley。

オーストラリア出身のマルコス・アンブローズ(Marcos Ambrose)がエンジンブローを起こしてイエローフラッグ。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)の車のフロントグリルにビニール袋がはりつき、水温が上昇するというシーンで、ジュニアは落ち着いて後ろのブライアン・ビッカーズ(Bryan Vickers)を前に出すとともに、その後に付けて気圧がマイナスになるのを利用して袋を吹き飛ばした。TVでも気流を表示して解説してくれたのでわかったが、これをサーキットで見ている人には、ジュニアが遅れていったように見えたんじゃないか?

カール・エドワーズ(Carl Edwards)が中盤にトップへ。前半はぶっちぎりのトップだったジュニアは、ピットイン後マシンのバランスを崩したのかずるずると後退。

ジミー・ジョンソン(Jimmie Johnson)ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)がチーム同士で接触し、両方ともタイヤをいためてピットイン。ジェフ・ゴードンはタイヤブローで自分が原因のイエローフラッグ。「今シーズン、ヘンドリックモーターズの車があまり調子がよくない。それをカバーするためにドライバーが無理をしている」(福山氏)

カール・エドワーズを追うのがカイル・ブッシュ(Kyle Busch)。この2台は今シーズンの大半を勝っている。ピットに入るまではカール・エドワーズのリードが大きかったが、ピットアウトした直後にカイル・ブッシュがかわした。カイル・ブッシュはタイヤ交換で車の状態がよくなったようだ。一方、カール・エドワーズは車がグリップが足りない様子。

チェイスや次期シーズンを考えてどのドライバーも頑張って成績を上げなければならない状態。チェイスの資格の12位までに入れるかどうかの当落線上のことを英語で" on the bubble"というらしい。
ケイシー・ケイン(Kasey Kahne)がリタイヤした後のインタビューで「on the bubbleだけどどうですか?」なんて聞かれてかわいそうだ。

ピットウィンドウを計ったように165周でイエローフラッグ。燃料的にはここが最後のピットになるはず。しかし、ここでビッカーズは2タイヤの作戦。これは、「タイヤが持たないのでもう一度ピットに入るタイミングがあるはず。そこで4タイヤに変えればいい」という読みのようだ。

なんと残り22周でイエローフラッグが出た。ここで、ジュニアはステイアウトしたが、これが裏目に。リスタート失敗でいきなり壁に当たってしまいピットイン。このところ、ジュニアはピット戦略が必ず失敗して順位を落としている。このあとにもう2度イエローフラッグ(2度目は残り2周)が発生したことで、カール・エドワーズと2位カイル・ブッシュの差がなかなか開かない。しかし、リスタートをうまくタイミングをずらして、カール・エドワーズが1位、カイル・ブッシュが2位フィニッシュ。

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