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2008/10/12

[MotoGP] 2008 第16戦 フィリップ・アイランド

MotoGP 第16戦 フィリップ・アイランド

中上貴晶選手 26番手
小山知良選手はチームからもてぎの後に突然の解雇通告があったので今回は欠場、ただし、マレーシアと最終戦のバレンシアはワークスチームから参戦となるとのこと。今年のチームはKTMでもワークスマシンではなく不調だったがそれは小山選手のせいではないのに残念なことだ。

サーキットは高速コーナーの多いハイスピードコース。カモメがコース上に降りてバイクやライダーにぶつかることがある。125ccではどのコーナーでも抜けると解説の坂田和人氏。MotoGPでは最も平均スピードの高いサーキット。

125cc
マイク・ディメリオにシリーズチャンピオンの可能性がある。ここでコルシが5位以上に来なければディメリオが優勝でシリーズ優勝も同時に決めることが可能。

タイヤが温まりにくいようで最初の周から2周目にかけて転倒が多い。ホールショットのブラドリー・スミス、パブロ・ニエト。
ディメリオが先頭に出て、ガボール・タルマクシ、アンドレア・イアンノーネ、ホアン・オリベ、ステファン・ブラドルが先頭集団。オリベがコーナーでハイサイド転倒。中上選手も2コーナーで接触されて転倒。本人のコメントでは、内側に入られて当たったようだ。シフトべダルが壊れてしまいピットイン、リタイア。

ディメリオが独走となり徐々に差がつく。「この(2位)集団で前に出るとすればブラドル。安定した走りをしている。」という坂田氏の予想どおり、ブラドルが集団から抜け出して単独2位、タルマクシは左手骨折の痛みを抱えながらの3位。
コルシはゴール直前で当たったこともあって順位が8位あたりになり、ディメリオは優勝とともにシリーズチャンピオンも決めた。

250cc

青山博一選手 4番手
高橋裕紀選手 7番手

解説は青木琢磨氏。

ラタパー・ウィライローが12番手でTVに紹介されている。全日本でも走っていたことがあり、今はタイ・ホンダチームからエントリ。ホンダは250ccの開発はやめているがまだホンダのバイクを使っているチームはある。
「かたまりになりやすいサーキットなので、序盤に先頭集団にいることが重要。」青木氏。
青山選手がホールショットをとるがその後マシントラブルをかかえてずるずる後退。最終的にはリタイアとなる。

ピットに帰った青山選手が仕切りをこぶしでたたき倒している映像が流れる。「今年は自分が調子がいいときに限ってマシントラブルが出る、と言っていた。こういうときはライダーもモチベーションが下がる」青木氏。
確かに、同じチームのカリオにはトラブルがなく青山選手に多いというのも気になる。
先頭集団は、マルコ・シモンチェリ、アルバロ・バウティスタ、フリアン・シモン、ちょっと離れてミカ・カリオ。
シモンチェリが前でバウティスタがすぐ後。3位争いはカリオとシモン。
バウティスタが最終ラップでかなり近づいたが、ちょっとしたミスで外に膨らんでしまって差が広がり2位のまま。シモンチェリが優勝。3位は経験の差でカリオ。

青山選手「自分は調子がいいので、あとはバイクがしっかり走ってもらって自分のレースがしたい」

高橋選手はもてぎで来期はMotoGPにステップアップ(ドビチオーゾが抜けたチームに入る)。青山選手は今のKTMと交渉中とのこと。

MotoGP

解説は宮城光氏。

ケーシー・ストーナーがポールポジション。バレンティノ・ロッシが予選で転倒して12番手。コーリン・エドワーズはこのレースが100戦。
中野真矢選手 9番手。

スタートでダニ・ペドロサが転倒。バーミュレンもコースアウト。タイヤが温まりにくい影響か。

ホールショットはストーナー。2位ニッキー・ヘイデン、3位ジェームズ・トスランド。
ロッシは12位スタートから8位、6位、4位と上がってくる。
3位のトスランドとロッシは激しい争いで抜きつ抜かれつ。ロッシはコーナーを回るときに外側の足が離れて危ない場面も。
ストーナーとヘイデンは逃げている。

ロッシはトスランドをかわして3位。スピードを上げているので4位以下も引っ張られてペースが上がっている模様。3位集団に中野選手も付いている。途中順位はトスランド、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドビチオーゾ、中野選手。

ロッシはヘイデンにも追いつき、抜いて2位フィニッシュ。1位までは届かず。ストーナーは母国で優勝。中野選手は最後の周回で順位を上げて5位フィニッシュ。

MotoGPクラスはタイヤのコントロールタイヤにして1社から供給をうけることに決定し、ミシュランタイヤは撤退を発表した。MotoGPodのpodcastを来ていると、この決定には批判的というか、ショーとして面白ければいいというものではないだろう、というコメントである。WRCやF1などの4輪ではタイヤをコントロールしているが、二輪の場合は違うのでは、という意見も。
ミシュランもがんばるかもしれないのだし、ダンロップが参入する可能性もある。そういう可能性をなくしていいのか、とは思う。ブリジストンは応札申請したが、以前にコメントとして、競争の中で改良していきたいと考えている、と発表していた。メーカーがみな反対している制度を導入する、という不思議な決定。

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