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2008/10/22

[NASCAR] 2008 第31戦 シャーロット

NASCAR 第31戦ノースカロライナ州シャーロット ローズモータースピードウェイ (Lowe's Motor Speedway)

解説は桃田健史氏。
1.5マイルのD型シェイプ。このサーキットがD型の原形。
50から57周がピットウィンドウ。ラインは3段のアウト、中、インとなる。

ローズはジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)がホームコースと言ってもいいので、負けるわけにはいかない。
序盤はトニー・スチュアート(Tony Stewart)、ジョンソン、ジェフ・バートン (Jeff Burton)などが上位グループにいて、ジュニアはリアがルースで後方に沈む。
カール・エドワーズ (Carl Edwards)
がアンダーグリーンでピットインしているタイミングでイエローフラッグとなり、エドワーズは周回遅れに。今回のレース、チェイス組でうまく回っていなかったのはエドワーズとデイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
エドワーズの車のオンボードでスイッチをいじっているのが中継され、なにかおかしいようだ、と。「ノーイグニッション」と言ってピットに入り修理開始。修理が終わった時は6周遅れ。
RedBullから出されたA. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)が今回はWaltripレーシングにシートをもらったのだが、クラッシュでリタイア。インタビューは、自分の責任だ、と暗い表情で語る。


序盤はトニー・スチュアート(Tony Stewart)が独走になる。ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)が2回ウォールをブラッシュして17位あたりまで後退。ジュニアはタイヤがバーストして壁に当たって停止してしまう。

カイル・ブッシュ (Kyle Busch)の車はピンク色のペイント。あとで調べたところ、これは乳がん関連の団体との連携だった。カイルが110周あたりでトップへ。このところ不調だったがやっと復調してきたようだ。「そろそろカイルもトップに来てもらわないと面白くないからね。」桃田氏。

スチュアートが下がって行く一方、ゴードンはじわじわ上がってくる。

中盤以降はピット戦略がいろいろで、タイヤ交換にしても、0本、2本、4本のチームがある。TVではジュニアが車の修理を見守っているのが映る。タイヤはパンクではなく何を踏んで裂けてしまったらしい。
折り返しのあたりでは、ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)がトップへ出てきている。アンダーグリーンのピットになり、ここで進入速度が速すぎたのか、デビッド・レーガン(David Ragan) 、リーガン・スミス (Regan Smith)はドライブスルーペナルティを受ける。クラッシュでチェイス組のマット・ケンゼス (Matt Kenseth)が巻き込まれた。
アンダーグリーンでのスピードオーバーはもう一度あり、このときは、カイル・ブッシュ、スチュアートがペナルティを受けた。

ジミー・ジョンソンのローズとスチュアートのホーム・デポは同業界にある。そのため、ローズの冠サーキットでジョンソンは負けるわけにはいかないのだが、終盤でジョンソンがスチュアートにパスされるシーンが映ってしまった。桃田氏によれば、スチュアートとジョンソンの順位争いの結果は来期のセールスに影響があるくらい重要とのこと。

ジェフ・バートンのピットサマリーがTVに映る。これによるとピットの度に順位を1ないし2上げて6回のピットで7順位上昇。

ピット戦略が難しいかと思われた38周でフアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)がクラッシュしてコーションラップとなり一斉にピットイン。ここで、バートンは燃料のみでタイヤを変えずにトップで出る。ジョンソンは2タイヤで追撃。ジュニアは再スタートしているが45周遅れ。

リスタート後、ジョンソンが徐々に順位を下げる。かなり安全サイドのドライビングのようだ。ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)が変わって2位に上がりバートンを追う。その後にはカート・ブッシュ (Kurt Busch)、カイル・ブッシュが上がってきた。バートンはタイヤが古いながらもペースを維持、ケインに詰められつつフィニッシュ。最後は奥さんの様子も映るが「泣きそうですねぇ」と桃田氏が言うぐらいの表情。

ゴールはバートン、ケイン、カートとカイルのブッシュ兄弟。ジョンソンは6位。

チェイス順位は、ジョンソン、バートン、グレッグ・ビフル(Greg Biffle)、エドワーズ、クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)ケビン・ハービック (Kevin Harvick)。が上位。チェイス優勝の可能性があるのはこの6位あたりまでか、と桃田氏。

 このレースの前にハービックとエドワーズがつかみあいの喧嘩をしたとかで、報道されている。前レースのタラデガでエドワーズが12台を巻き込むクラッシュの引き金となったことで、いろいろとやりあっているらしい。

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