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2008/10/20

[WRC] 第12戦 カタルニア

ワールドラリー選手権 第12戦 カタルニア

道路の幅が広い高速のターマック。38キロの長いSSがあり、タイヤをセーブしないと途中でぼろぼろになるかもしれない。これまではセバスチャン・ローブが3連勝。

解説は福井敏雄氏。

DAY 1

トップスタートは道路に砂が乗っているのと、タイヤが暖まっていないので最初のコーナーには気をつけろと言われる。
「ローブをターマックで抜くのは難しいだろう。ついていくというレースではないか。」
フランソワ・デュバルがフォードのセカンドドライバーに抜擢された。デュバルはベルギー出身なのでターマックが得意だ。

SS1から3でシトロエンのローブとダニエル・ソルドが1,2位。ヒルボネンは「ある事を試す」と言っている。セッテイングを変えるらしい。スバルは相変わらずというか、調子が出ず5位。テストではマルコ・マーティンが走っていたため、ドライバーはシェイクダウンで走っただけ。
コースは舗装をやり直しているので去年よりも良くなっているのだ、とか。コルシカだとパッチになるのでそれよりもきれいだし、道路が広いとのこと。

DAY 1の順位は、ローブ、ソルド、デュバル、ヒルボネン。

事前の予想どおり、シトロエンの二人を捕まえることは難しく、ついていく形になった。

DAY 2
スペインは客が多い。それと、コースのぎりぎりまで出てきて手を伸ばして応援しているので、FIAの安全基準に触れるかどうかという状態。

今回フォードの第3ドライバーになったヤニ・マティ・ラトバラはスバルのクリス・アトキンソンと7位争い。SS7が38キロの長いステージ。「久しぶりのロングステージだがうまく走れた」デュバル。

2位ソルドと3位デュバルは50秒差。

「40から50秒の間に5,6台いれば面白いのだが。」福井氏。

DAY 3
「今、スバルには理屈も必要だけど精神的なものも必要ですよね。」福井氏。

ラトバラがアトキンソンを抜いて6位。インタビューでも楽しそうだ。
「今、彼にはこのレースはターマックの自動車学校ですからね」福井氏。

ここまでデュバルがヒルボネンの前をずっと走っている。ポイントを考えるとヒルボネンに稼がせたい。フォードの監督マルコム・ウィルソンがチームオーダーをやるとインタビューで明言し、ヒルボネンは3位へ。

最終順位はローブ、ソルド、ヒルボネン、デュバル。
ローブとヒルボネンのドライバータイトルの点差は12ポイントになった。

マニュファクチャラーの優勝は逆転の可能性があるが、ドライバー優勝はローブがかなり有利ではないか、と福井氏。

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