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2008/10/17

[NASCAR] 2008 第30戦 タラデガ

NASCAR 第30戦 アラバマ州タラデガ。 タラデガ スーパースピードウェイ(Talladega superspeedway)

1周2.66マイル(4.3キロ)で500マイル (188周)。ピットウィンドウは40から45周。

解説は石見周氏。

チェイス組は後方スタートが多い。「チェイス組は無理しなかったので、後なのでは?ここはクラッシュがこわいところなので」石見氏。ピットの中ではいろいろな交換用パーツが準備されている。チェイス組ドライバーは英語ではChaserと表示されている。

ポールポジションはトラビス・クバピル (Travis Kvapil)。2008年前半シーズンはスポンサーがなく白い車で走っていたが今は日立がスポンサー。
このコースでは「いかにドラフティングパートナーを見つけるかがポイント」石見氏。ドラフティングで後ろから押してもらわないとペースが出ない。カーブ以外ではバンプドラフトでバンパーで後ろから押してもらうのも可。ハイスピードコースなので、リストリクタープレートの装着が義務となる「プレートレース」。プレートレースに伝統的に強いデイル・アーンハート インク(Dale Earnhardt Inc.)が今回も成績がよく上位を走る。

ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)が単独で遅くなり周回遅れて集団の前に入る。2列から3列の長い列でドラフティングしながらの高速レース。
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)がトップに出るか、トップに出そうになるだけでも歓声が上がる。今回は調子がよさそう。
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)もところどころでリードラップを取る。
石見氏は「今日は、ジミー・ジョンソンとカール・エドワーズの日ではない。二人ともレースを作るほどのペースが出ていない。」エドワーズは残り45周ぐらいのピットの際に出口でスピンして回ってしまうというミスを起こすなどばたばたしている。
ピットウィンドウから計算して最後のピット以降ではミスはできなくなる。」石見氏。
チームメートどうしのドラフティングが多くなってくる。たとえば、ラウシュ・フェンウェイレーシング (Roush Fenway Racing)のグレッグ・ビフル、マット・ケンゼス (Matt Kenseth)、カール・エドワーズ。
リチャード・チルドレス レーシング(Richard Childress Racing)ジェフ・バートン (Jeff Burton)ケビン・ハービック (Kevin Harvick)クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
タラデガの特徴とも言える大きなクラッシュが2度あって、各々10台程度が巻き込まれている。2回目のクラッシュは残り15周あたりで発生した。このクラッシュにはチェイス組がかなり巻き込まれ、カール・エドワーズ (Carl Edwards)グレッグ・ビフル(Greg Biffle)、ジュニア、カイル・ブッシュなどが巻き込まれた。原因はエドワーズがバンプドラフトでビフルを押したこと。強くはなかったがビフルの車のリアがルースになっていたため、ビフルがスピンし、それが起点となって前方で10台ほどがからんだ。

TVではクラッシュしたドライバーにインタビュー。エドワーズは自分のミス、と。他のドライバーは、タラデガではこういうものだ、生き残るかどうかは五分五分なのだ、と達観したコメント。

最後のグリーンフラッグではトニー・スチュアート(Tony Stewart)がトップで一列になってゴールまで行く。ここでリーガン・スミス (Regan Smith)が後ろから追い越すが、コースのイン側のイエローラインをまたいでしまったため降格となった。スミスはかなり不満気。トニー・スチュアートは初優勝。スチュアートは2009年からは自分が共同オーナーになるチームに移籍するため今のようなレースはしばらくは無理になる。だから2008年に一度勝っておきたかっただろう。
ここまでのランキングトップのジミー・ジョンソンは勝負せずに後ろを走っていたのが幸いして9位ゴール。

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