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2008/10/13

[NASCAR] 2008 第29戦 カンザス

NASCAR チェイス3戦目。カンザス州カンザス。カンザススピードウェイ (Kansas Speedway)
レース名はCamping World RV 400。

解説は福山英朗氏。
スタート前にジェフ・バートン (Jeff Burton)の車の部品に異常があり、あわてて交換して最後尾スタート。クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)がスタートでフライングしてピットスルーペナルティを受け、最後尾に下がる。デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)はスタートから10位以下で車のリアがふらついているように見える。カイル・ブッシュ (Kyle Busch)は徐々に後続にパスされる。レース後の報道では、カイル・ブッシュの車は燃料の圧力が低いトラブルが発生していた。

ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)は体調が悪く、バックアップドライバー ブラッド・ケセロウスキ(Brad Keselowski)が用意されていたが最後まで走り切った。 ドライバーはジュニアが目をかけて育てているらしい。

フロントローはジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)マーク・マーティン (Mark Martin)。トップはジョンソンとマット・ケンゼス (Matt Kenseth)マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)、ボーヤー、と言ったところが入れ替わる。
「DEIはマーティンがヘンドリックに移籍するので、トゥーレックスがエース格。」
「ケンゼスは日本でもファンが多いですね。アメリカ人はもっと熱い走りをする選手が好きですが」福山氏。
75周までイエローフラッグがなく、一度目のピットはアンダーグリーン。このとき、エドワーズがピットアウトしたところにビッカーズがピットに入るために突っ込んできて、エドワーズを巻き込んでしまう。

「ラウシュ・ヘンウェイレーシングは27戦を待っていたのでは。隠し玉をいろいろ用意していたかも。」福山氏。カイル・ブッシュは車がおかしいようで、ピットでは修理のための準備中。カイル・ブッシュは後退して36位あたりを走行。車を左右に揺すっている。「燃料がうまく汲み上がらないのかも。」福山氏。今回は期待の新人ジョイ・ロガーノ (Joseph "Joey" Logano)(19歳)が走行している。「予選を自力突破は立派ですね。」

今回ドツボなのはトニー・スチュアート(Tony Stewart)。まず、ピットから出るときに隣のピットのビッカーズのクルーにあたりながら出て行った。
次に、スピンして芝生を大量に拾うとともにフロントスポイラーのステーを壊してしまう。これでイエローフラッグになり、ピットで芝生は取り除くが、フロントスポイラーの中央部分が下がってコースをこする。それがオフィシャルにチェックされ、ピットインして修理を命令される。この修理がすぐに終わるものでなく、最終的には6周遅れ。

 3戦続けてトラブル発生のカイル・ブッシュは26位のラップダウンでのフィニッシュとなった。チェイス順位が12位。今年が最年少優勝記録更新の最後のチャンスだったが、ちょっと難しいだろう。

レースの山場は最後の30周のジョンソン、カール・エドワーズ (Carl Edwards)の争い。2台の差はほとんど変わらずに周回するが、ラップダウンが障害となり、エドワーズはジョンソンのすぐうしろまで迫る。最終周回の最終コーナーでエドワーズはインに飛び込んで一度は抜いた。が速度が上がり過ぎてアウトのウォールまで突っ込んで当たる。そこでスピードが落ちてしまいジョンソンがトップでフィニッシュ。エドワーズが2位。
ジュニアは13位でチェイス優勝戦線からは後退。

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