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2008/11/17

[NASCAR] 2008 第33戦 アトランタ

NASCAR 第33戦 ジョージア州アトランタモータースピードウェイ (Atlanta Motor Speedway)
チェイスももう7戦。

1.5マイルの周回を325周。高速コースでライン取りが自由なので、同じドライバーが違ったラインを通ることもある。バンクは24度。ピットウィンドウは50から55周。

解説は天野雅彦氏。

予選は雨天中止のため、オーナーズポイント順のグリッド。ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)がまたもポールポジション。
スタートからカール・エドワーズ (Carl Edwards)がジョンソンをかわしてトップへ。
「スタート時間を考えると気温が下がるのでグリップが改善する。そのときにハンドリングが改善することもある」天野氏。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)は3位まで上がってくる。ずっとアウトのラインを走行しているが調子はいいようだ。ジョンソンがトップで走り、エドワーズが2位に付けているシーンが流れている。エドワーズの調子は上向きか。

ジョンソンはポイントを考えると、優勝でなくてもいいので、ちょっと慎重なのかトップをキープせず5位あたりに下がったりする。このときジュニアとジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)が前へ。

今回はカイル・ブッシュ (Kyle Busch)はハロウィンカラーのM&M。

アンダーグリーンのピットインが発生したとき、ジョンソンがピットへの進入で減速できず、速度違反でドライブスルーペナルティを受け順位を下げる。
TVではジョンソンのクルーチーフ、チャド・カナウスのインタビュー「ドライバーがリラックスして走るためには速い車を作らなければならない。」
トニー・スチュアート(Tony Stewart)は10位より後を走っている。「今年は目立たない一年でした。(来年の新チーム結成について)NASCAR以外ではチームを成功させているので楽しみ。」天野氏。

ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)はスピンしてコーションの原因に。ここまでずっとルースでぐりップしていなかった。「重症ですね」天野氏。
ピットに入ったジュニアの車のティアオフ(フロントグラスに貼ってあるシート)がはがれ損なってひらひらしている。これがはがれないとピットにもう一度入るのか、と見ていたが、リスタートで飛んで行った。ジミー・ジョンソンはラッキードッグパスで同一周回まで復帰。

マット・ケンゼス (Matt Kenseth)はルースと言っているが、ラウシュ・フェンウェイレーシング (Roush Fenway Racing)のドライバーはドライビングおたくな人たちなので、そういう車でも走らせてしまう」
ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)は前戦で車両規則違反があり、ドバイバーズポイント、オーナーズポイントを150ポイント減算された。「RedBullのチームは徐々に力をつけてきていますね。」今回もスコット・スピード (Scott Speed)を起用している。

ジュニアの車が壁をヒットしているが走行は可能。「たぶん路面温度が下がってバランスが悪いのでは」天野氏。
ジョンソンのピットのすぐ後がエドワーズのピット。ジョンソンはそれを計算してちょっと斜めに突っ込む形でピットに止めるのでエドワーズはピットアウトではかなり急激に右に切らないと出られず、スピードが乗らない。それと、たびたびジョンソンのピットクルーに接触しそうになる。
「終盤の大事なところでゴードンの車があまりよくない方向になっている」天野氏。
ゴードン、フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)、カイル・ブッシュが集団になっている。カイル・ブッシュは上位フィニッシュできそうな様子。

終盤にコーションが集中して発生。このあたりからドライバーは良い位置を取ろうと作戦を練っている。

288周付近でマイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)が単独クラッシュ。
このレースで一番クラッシュが多かったのはウォルトリップだろう。
タイヤのバーストを2回発生させて右リアのボディを壊してしまい、これを修復して走っていたのだが、結局リアのタイヤが安定していなかったかボディが触っていたのかクラッシュした。それも修復した後のパネルが壊れてしまって290周あたりでデブリによるコーションを起こした。
「今日はウォルトリップはレースをある意味コントロールしています。(笑)」福徳アナ。「沢山映りますしね」天野氏。

ジュニアはピットロードの出口付近でカート・ブッシュ (Kurt Busch)、エドワーズとぶつかる。
モントーヤが上昇して6位を走行していたのだが、残り20周あたりのピットアウト時にボーヤーと激しく接触し車の右前を破損。このためにポジションを下げて走行していたところでクラッシュに巻き込まれてレースをリタイア。6位まで上がっていただけに慎重にピットインして当てられたのは残念。

エドワーズが16周でのリスタートでトップへ。ジョンソンはコーションでピットインして4輪交換し、フレッシュタイヤで猛プッシュ。11位から2位まで上げてエドワーズに続いてフィニッシュ。

ジュニアは最後のピットで車の調整に失敗したらしく、ペースが落ちてしまい11位フィニッシュ。終盤までは4位をキープして走っていたので残念。チェイス優勝はないと思うが、レースでの1勝は期待したい。
ゴードンもこの14年間必ず1勝しているのだが、2008年シーズンはまだ勝利がない。

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