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2008/11/04

[WTCC] 2008 第21,22戦 岡山

GAORAでTV観戦。

WTCCとなってからは日本初開催となる岡山国際サーキットでのレース。
実況はピエール北川氏。解説は木下隆之氏。

WTCCは「スプリント喧嘩レース」と木下氏。初めてのサーキットということでドライバーたちが様子を見ながらの走行かと思ったら「ほとんどのドライバーが一周目から全開。度肝を抜かれた」とピエール。

現在参加しているメーカーは、BMW、セアト、ホンダ、シボレーの4車種。BMWが速いらしい。
予選は
1. アウグスト・ファーフス (BMW)
2. ヨルグ・ミュラー (BMW)
3. ガブリエル・タルキーニ (セアト)
タイヤは横浜ゴムのワンメイク。

日本人ドライバーは4人が参戦している。
 青木孝行 BMW
 谷口行規 ホンダ
 織戸 学 シボレー
 加納 政樹 BMW

岡山は雨模様。できれば晴れのバトルが見たかったのだが。
中継はおそらくWTCC側スタッフがやっている。ほとんどの車の中を撮影しドライバーがそれに応えて手を振るなどの答えを返す。チームによっては日本語でドライバー名を書いていたり、セアトのように「ディーゼルパワー」とリアやフロント貼っていたりする。

現地レポートの辻野ヒロシ氏によると「1コーナーとウィリアムズにお客さんが集まっている」とのこと。これを聞いてスタジオは大笑い。「何かが起こるのを期待しているのね。(笑)」

岡山のコースは高低差があり、直角コーナー、ダブルヘアピンがあるテクニカルコース。
抜きどころが少ないと言われる。

Round 21

ローリングスタートから突っ込む1コーナーでは止まり切れずコースアウトする車も。
後ろからスタートだったアンディ・プリオールのドライビングがうまい。
2コーナーで前を行くモンテイロを一旦アウトに車を寄せてインが空いたところでラインをクロスさせてインから抜いていく。「鳥肌が立つほどうまい」木下氏。

15周のスプリントレースなので一周目から抜きに行かないと勝てない。そのため、日本のレースと比較すると、どこでも抜いているような印象がある。しかも、雨なのにコースアウトやスピンがあまりない。コースの特性がわかって走っているようだ。

途中でトップに立ったリカルド・リデルがトップチェッカー、プリオールは3位。でフィニッシュ。
これでセアトがマニュファクチャラーズタイトルを決めた。


日本人選手の成績

 青木孝行 15番手スタート 15位 

 谷口行規 23番手スタート 21位
 織戸 学 21番手スタート リタイア
 加納 政樹 28番手スタート 24位



「これぞプロのレース、見れて幸せ」ピエール。二人とも満足の様子。


Round 22

少し雨が小ぶりの様子。
8位までのリバースグリッドでスタンディングスタートとなる。日本でもおなじみのトム・コロネルがポール。
青木選手はウォームアップ中にリタイア。織戸選手はピットスタート。

コロネルはスタートで下がってしまった後でトップ争いに復帰。
アレックス・ザナルディがコースオフでリタイア。

コロネルは後から迫ってくるファーフスと接近戦。コロネルは2008シーズンにワークスのシートが確保できずガソリン車のセアトに乗っている。セアトのワークスはディーゼル車であり、そちらの方が速い。ファーフスは同国人のJ.P.オリベイラと親しいらしい。岡山の走り方を教えてもらっているのでは?とスタジオの二人。

最後までぎりぎりで抑えきってコロネルが優勝。
「F3チャンピオン、フォーミュラ・ニッポンのチャンピオン、スーパーGTの勝利も岡山だった。ほとんどがここで起こったよ。Glad to be back」とインタビューで答えるコロネル。すごくうれしそう。

日本人選手の成績


 青木孝行 15番手スタート リタイア

 谷口行規 21番手スタート 19位

 織戸 学 29番手スタート 18位

 加納 政樹 24番手スタート 21位



記者会見でピエールが「ほんとですか?」と言っていたが、コロネルはフロントがスリック、リアがレインタイヤという選択だったらしい。「何の冗談だと思った」と木下氏。
最後まで雨が降っている状態だったのでレインの方が速かったのではないか、と。

参加メーカーが少なく盛り上がりに欠けるかと思ったが、15周のスプリントレースのせいか、ドライバーはかなり攻めるのでバトルの場面が多く楽しめるレースだ。

わがままを言えば、岡山まで行くのは少し遠いので鈴鹿サーキットでやってくれないだろうか。

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