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2008/07/10

[MotoGP] 第9戦 オランダ

G+でTV観戦。オランダのアッセン

決勝前に雨が降っていたが、決勝開始時にはラインはドライ。
高速サーキットで、目標物が少ないので経験の差が出やすい。

125cc 

 シモーネ・コルシがポールポジション。日本人選手は小山知良選手は17位、中上貴晶選手は25位スタート。

スタート直後に地元ワイルドカード選手がクラッシュしたが、上位陣は安定したスタート。
ブラッドリー・スミスがスタートよく飛び出した。2番手がホアン・オリベ。 イギリスで表彰台に乗ったマルク・マルケスも3番手集団まで上がってきている。

2周目でセルジオ・ガデアがエンジントラブルでスローダウン。コルシもコースアウトして順位を落とす。
途中で雨が降り始めてトップを独走していたブラッドリー・スミス、マルク・マルケス、エフレン・バスケスが転倒。直後に9周目で雨で赤旗中断。

残り5周のセカンドレースを行う。スタートは直前の順位になるので、小山選手が13番グリッド、中上選手が17番グリッドからのスタートとなった。
マルケス、バスケスは直前の転倒で出走せず。 セカンドレースはスタートから、オリベ、コルシ、ガボール・タルマクシが前に出てスミスが徐々に下がる。

中上選手はスタートがよく10位、小山選手が11位。

最終ラップでエステベ・ラバトがバックストレートで4位から1位にジャンプアップしたのだが、ストレートで伸びずに後ろから数台に抜かれてしまった。
最終順位はタルマクシ、オリベ、コルシ。 セカンドレースは5周のスプリントレースだったので 先頭集団の8台ぐらいの争いが面白かった。
小山選手が13位フィニッシュ。 中上選手はクラッシュしてリタイア。

小山選手のコメント「厳しい状況が続いているのでなんとか打開したい。サバイバルレースの中ポイントをゲットできたのでこれを機会に調子を上げていきたい」
中上選手はクラッシュの転倒で手を痛めたらしく骨折はないがものすごく痛いそうだ。

250cc

レース開始がディレイした後、ウェットレース宣言。
250ccではマシン乗り換えができないのでタイヤをどうするかをスタート前に判断しなければならない。 状況によってはピットインしてタイヤ交換というリスクがある。

解説の青木琢磨氏によれば日本人ライダーは雨で走るのがうまいらしい。

高橋裕紀選手 10位、青山博一選手13位グリッド。
ポールポジションはアルバロ・バウティスタ。

スタート直後にシモンチェリとバウティスタの接触があって、トップがトーマス・ルティになった。
高橋選手はスタートがよかったがそこから下がってしまう。
青山選手は徐々に上がり、ミカ・カリオの前に出て5位。 このあと、青山、シモンチェリ、カリオで3位争いになる。 ところがここで雨が降ってきて後ろからアレックス・デボンが追い付いてきて青山選手が7位に。オイル旗も出ていた。

バウティスタが一旦後ろに下がってからルティをかわして差を広げ1位フィニッシュ。
ルティ、シモンチェリが表彰台。
バウティスタはポールからやっと勝てた。
青山選手は最後にカリオをかわして6位。終盤にもちょっと雨がパラパラしていた模様。
高橋選手は8位。 バルベラが何度も同じコーナーでコースアウトを繰り返し、そのうち何度かは戻るところで接触しそうになった。青木氏によると戻り方が危ないのでペナルティがあるかも、と。

「たられば」になってしまうのだが、雨が降らなければ青山選手が最後まで3位争いができたのではないかという気がする。

青山選手コメント「KTMはここでは悪くないのだが、今回はアプリリアがよくて厳しかった。」
高橋選手コメント「レースの後半だけやっと調子がでてきたので遅すぎたが次にはつながる。」

高橋選手は翌日の飛行機で鈴鹿の8耐のテストに行ったらしい。

MotoGP 

 ロリス・カピロッシ、ホプキンスが予選で転倒して欠場。 ゲスト解説の岡田忠之氏もSUGOで転倒し親指の下の骨がちょっと出ている(!)状態。 怪我人が多い。

ポールポジションはケーシー・ストーナー。
予選からすごく速かったらしい。

中野真矢選手は9番グリッド。

ロッシが1周目で転倒しド・ピニエを巻き込んでしまう。
続けてデアンジェリスも転倒。
ロッシはレースに復帰したがかなり後ろで14位になる。

ケーシー・ストーナーがダニ・ペドロサをかわしてトップに。中野選手は4位。アンドレア・ドヴィチオーゾ、クリス・バーミュレンと集団になる。

トップは、ストーナー、ペドロサ、ニッキー・ヘイデンの3台で固定。
コース攻略について岡田氏は「いかに短期間で自分に合ったセッティングを出せるか、ということ」と。
解説の宮城光氏がニッキー・ヘイデンが新エンジンを採用したことについてペドロサが使わないことと比較して尋ねていた。 岡田氏は、ペドロサは今がいいポジションにいるのであえてリズムを崩したくないから採用しない、ヘイデンとペドロサはライディングも性格も全く違う、と。

岡田氏は中野選手のライディングについては、ブレーキに対する信頼性がないような感じを受ける、チャターを消すためにスプリングをハード目にしているような印象、とのこと。
中野選手はそのとおりの問題をかかえていたようで、ドヴィチオーゾ、バーミュレン、コーリン・エドワーズにパスされて 7位。 バーミュレンは抜き返したのだが、後から来たホルヘ・ロレンソにパスされた。
ラスト2周で再度バーミュレンにもパスされて8位。

ストーナーは単独走行で完勝。 ヘイデンのマシンは最終コーナーで止まってしまい、惰性でゴールラインを越えたがその隙にエドワーズにパスされて4位フィニッシュ。
ペドロサは2位に入り、チャンピオンシップでロッシを逆転。

ロッシのバイクがアップになると岡田氏が「チェンジペダルがないですよ…。これで走ってたんですね。普通、走れないですよ。シャフトを使って走ってたって感じですね。」
転倒の際にチェンジペダルが折れてしまったままでロッシは走っていたらしい。

中野選手「毎戦自分なりにはよくなっているので少しでも前に行きたい」

ブリジストンはこのサーキット初優勝。

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