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2008/07/06

[WRC] 2008 第8戦 トルコ

JSPORTS ESPNでTV観戦。

WRC第8戦 トルコ。
2年ぶり5回目の開催。
番組の最初では、トヨタのラリーチームに縁の深かったオベ・アンダーソン氏をしのんで短い特集が流れた。
これでシーズンの前半戦は終わる。

DAY1
セレモニアルスタートのみ。
DAY2 路面には砂が多い。そのため1番スタートのセバスチャン・ローブ(シトロエン)はタイムが出ない。それに比べてミッコ・ヒルボネン(フォード)は好調。7位あたりからスタートのヘニング・ソルベルグ(フォード)すらローブより早いタイム。「本当はこういうときにはスタート順で有利なスバルが上がってきてもいい。まだ車のセッティングがきまっていないのか来ないのは物足りない」と解説の福井敏雄氏。ヒルボネン、ヤリ・マティ・ラトバラ(フォード)が1位と2位をキープ。SS5終了時ではローブは6位。SS7でやっとローブが3位浮上。
今回はリバースステージ以外にも初めて走るステージが2本あり、DAY2はかなり長い。一番手スタートのローブはその点で余計に不利になっている。 最終ステージでは、ヨルダン同様にフォードはDAY3のスタート順位を落とすためにコース終了間際の黄色マークの手前で止まり時間調整。黄色を越えてしま うと止まると失格なのでスロー走行でゴールする。フォードチームのこの時間調整で最終順位を下げることでDAY3は後からスタートできる。終了時点では1 位がローブ、2位がヘニング・ソルベルグ(ストバート フォード)、以下、ラトバラ、ジジ・ガリ(ストバート フォード)、ヒルボネンとなった。時間差が6秒(この調整は絶妙)でヒルボネンは5位。

DAY3 山岸舞彩嬢はフォードの作戦は「個人的にはすっきりしない。でもルールですものね。」とコメント。素人としてはこれに賛成。福井氏からは「問題があることはわかっている。わざと遅く走るとなると、これがスポーツなのかという話もあるがレギュレーション違反というわけではない。このため何年か置きにレギュレーションが変わる。」
スタート順ルールはときどき見直されること自体がどうやっても抜け穴があるということを示している。現場でもこれでローブがこのまま勝ってくれれば、という雰囲気もあった、とのこと。「今の状況で一番楽しいのはガリとヘニング・ソルベルグでしょう。しがらみがないのはこんなにいいことかと思いながら走っているでしょう。」と福井氏。しかし、ローブは1位スタートのため砂埃を掃除する役になり、タイムが伸びない。SS11終了時ではローブは4位に沈んでしまった。それに比べてヒルボネンとラトバラは快調なペース。
SS13ゴールでのラトバラのタイヤの映像を見るとブロックが破壊されている。タイヤの痛みがひどいドライバーはラトバラとガリだそうだ。スズキはこの日2台ともリタイア。
終了時点での順位は、1位ヒルボネン、2位ラトバラ、3位ローブは30秒差。

DAY4 長いSSが2本。ここでローブがどれくらい差を詰めることができるのかがポイントだが、最初のSS17では7秒あまりしか詰められなかった。これでだいたい勝負がついた。ローブはここで無理をしてリタイアのリスクを負うことはない。順当に走れば1キロあたり1秒以上の差を詰めることはできない。SS19のゴールではラトバラは悔しそうな表情でゴール。優勝できると思っていたのかも。最終的な順位はスタート時のまま、ローブは3位、ラトバラが2位、ヒルボネンが1位。4位にダニエル・ソルド(シトロエン)が入ってポイントを獲得した。2007年シーズンよりもソルドは速くなっており、グラベルでもポイントを獲得できる位置にいる。

毎回、番組の1コーナーとして山岸舞彩がクイズに答える「MaiのWRCハッピー」。前半戦までにお食事券が獲得できるかどうか、だった。今回でポイントがたまったため、福井邸でのお食事券が贈呈された。ところどころサービス問題も織り交ぜつつではあるが、なかなか。

今回の問題は
  1. トルコは何カ国と接しているでしょうか。 答え6
  2. トルコ料理は世界の○大料理の一つと言われている。 答え 3
  3. アガサ・クリスティがイスタンブールのホテルで書いたと言われている○○急行殺人事件。 答え オリエント
  4. 2003年からWRC に昇格したトルコラリーに最も出場回数の多いドライバーは。  答え ペター・ソルベルグ(5回)
  5. フォードは2002年モンテカルロから毎戦マニュファクチャラーズポイントを獲得している。今回獲得すると何戦になるか。 答え 100戦

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