ページ

2010/12/02

梶原しげる 「口のきき方」

言葉づかいを切り口にしたエッセー風読み物。
一つ面白いのは、著者が社会人入学した大学院での研究成果の紹介。

若者言葉の一つである曖昧な表現「いちおう」、「とか」、「みたいな」などを使う若者は、
こうした若者言葉をたくさん使う若者は、余り使わない人に比べて、自己主張能力、すなわち自分の言いたいことをきちんと相手に伝える力をより強く持っている
一方でこうしたあいまい言葉を多用する人は
そのもとにある心理は、必要以上に密着することを避けよう、深入りは勘弁してほしいという、ある程度の距離を置いた付き合い方を求める傾向が
 という結果が見て取れるそうだ。

最後には、「秘伝 口のきき方」という章があり、
  • 自己開示
  • オープン・クエスチョンとクローズ・クエスチョン
  • 腹式呼吸
  • 採用面接のコツ
などが同じようなエッセー風に書かれている。

ここを読むと簡単にできそうに思えて、腹式呼吸の練習をしてみた。
集中して練習するときにはできるのだが、実際に仕事でしゃべっているときには腹式呼吸が自然にできるようにはなっていないので、胸式になってしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿