第3戦 アラバマ
Indy Grand Prix of Alabama presented by Legacy Credit Union
放 送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士
アラバマのバーバーモータースポーツパーク。
オーナーのバーバー氏の大コレクションを集めたホールもあるという広い敷地にロードコースがある。
建物はもてぎのホンダコレクションホールを大きくしたような感じ。二輪と四輪が大量にあり、46台のロータスが展示されているらしい。
コース内には、巨大なアリやクモ、あるいは溺れかけている人間、といった不思議なオブジェがコースサイドなどに設置されている。
最終結果
順位 | ドライバー | チーム | ゼッケ ン |
---|---|---|---|
1 | カストロネベス(Castroneves, Helio) | Team Penske | 3 |
2 | ディクソン(Dixon, Scott) | Target Chip Ganassi Racing | 9 |
3 | フランキティ(Franchitti, Dario) | Target Chip Ganassi Racing | 10 |
4 | パワー(Power, Will) | Team Penske | 12 |
5 | アンドレッティ(Andretti, Marco) | Andretti Autosport | 26 |
15 | 武藤英紀 | Newman/Haas/Lanigan Racing | 06 |
25 | 佐藤琢磨 | KV Racing Technology | 5 |
佐藤琢磨
予選は6位。「Q1,Q2をクリアすることがチームの目標だった」のでQ3ではユーズドタイヤしかなく、ここではスピードが上がらなかった。が、Firestone6に入った。決勝ではスタートで1個下がった7位走行中にアクセルワイヤートラブルでガレージへ。その後21Lap遅れで復帰して完走。
ロングランができたことと、21lap downながらトップグループとも走れたので楽しかった、とコメント。
武藤英紀
予選でニュータイヤを使ってタイムを出そうとしたタイミングで、ダン・ウェルドンがスピンしてコーションになってしまいタイムを出せず。予選の位置が悪く16位あたり。ピットインのタイミングはすこしギャンブルしたら却って順位を下げた。抜きどころの少ないコースで「3,4秒遅い車を抜けない。」
マルコ・アンドレッティ
58Lapでピットに入って給油し、トップを走行した。燃料は満タンでも30Lapしかもたないので、最後まで走りきることができず、82Lapでピットインして5位フィニッシュ。イエローが2回しか出ないレースで、ミルカ・デュノーがコースアウトしたときにストラテジストが「クラッシュ!クラッシュ!」と叫んでいた。
クラッシュでフルコースイエローが出れば給油して順位を保てたかもしれないが、トップ走行時はかなり燃料が一杯一杯だったようで、エンジン回転数が上がるpush to pass(オーバーテイクボタン)も使えない状態。
アンドレッティ・オートスポーツはアンドレッティ・グリーンレーシング時代の2008年のトニー・カナーン以来勝っていない。
シモーナ・デ・シルベストロ
2010年のルーキーでは最も安定した走り。
一時は5位を走行するが、残り4Lapでスピンしてエンジンストール。フルコースコーションを発生させた。HVMレーシングの1台体制での参戦だが、ロードコースでは良い。オーバルでこの走りができるかどうか。
ミルカ・デューノ
2010年はフル参戦。得意のオーバルはいいが、ロードコースは非常に苦手らしい。ペースが遅くて動くシケイン状態。