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2011/07/03

[スーパーGT] 2011 第2戦 富士

スーパーGT
2011年第2戦 富士

放送:JSPORTS (スーパーGTダイジェスト)
実況:下田恒幸
解説:由良拓也、木下隆之
ピットレポート:高橋二郎、瀧口友里奈

東日本大震災の影響で2戦目の富士が先に開催されるスケジュールとなり、ここで開幕。

決勝はかなりの雨。
SCランのあと6Lapからスタート。

KONDOのビルドハイムが先頭へ。これをJPオリベイラがオーバーテイク。KONDOはフロントウウィンドウが曇って見えない、という連絡が。HSVもほとんどが曇ったようだ。
JPはスピンしてリアを破壊。

ペトロナスは中嶋がセカンドドライバー。

500はMOTULブノワが10秒以上リードしてトップ。2位のENEOSはタイヤ無交換で伊藤。MOTULもタイヤ無交換で本山。残り6Lapで3秒差まで詰まる。
300はJIM GAINER 458、SCランでスピンしてタイヤを交換し、ペナルティも受けて後退した後、平中がトップ争いまで復活。ZENT PORCHEを抜いて2位。
レース前には「かなり自信ない」と言っていたHANKOOKポルシェは安定して速い。

降雨が激しくなり、6Lapを残して赤旗終了となった。

結果
500クラス
1 23 MOTUL AUTECH GT-R 本山 哲 ブノワ・トレルイエ
2 6 ENEOS SUSTINA SC430 伊藤 大輔 大嶋 和也
3 19 WedsSport ADVAN SC430 片岡 龍也 荒 聖治
300クラス
1 33 HANKOOK PORSCHE 影山 正美 藤井 誠暢
2 11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 田中 哲也 平中 克幸
3 25 ZENT Porsche RSR 都筑 晶裕 土屋 武士


都筑 晶裕
ローリングスタート直後から飛ばして雨の中でも踏んでいる。「都筑すごい」(由良)
この都筑のリードと土屋の走りで3位入賞。

HANKOOKタイヤ
2010年シーズンは雨に強かったHANKOOK。スタート前インタビューでは影山は「そう思うでしょ。でも、今日はちょっと苦手。」と神妙なコメント。今年は木下みつひろから藤井誠暢にドライバーが変わっている。
スタートすると、一度も後続に迫られることなくトップでフィニッシュ。あのコメントはなんだったのか、と思う快走だった。
「HANKOOKは抜群に良い。あの顔は、思わず笑ってしまいそうな顔だったのかも。」(由良)
勝利記者会見では「予選でドライでポールが取れ決勝が雨でいい走りができたのは昨年まで開発をしていた木下選手のおかげ。木下選手にも感謝です。」と影山。

DENSO SARD
ポールポジションはかなりの差をつけたタイム。「他のチームからは、あのタイムは見えない、と言っていた」(由良)しかし、タイヤ選択に失敗し、順位をかなり下げてタイヤ交換ピットイン。ミシュランタイヤは走ってもまったくタイヤが暖まらなかったらしい。

フロントガラスが曇る
最初にフロントガラスが曇ってピットに入ったのはKONDO Racing。その後、ホンダHSVはほとんどがピットへ。「曇りじゃないです。換気用ダクトから水煙が出ている」(由良)

MOTUL AUTECH
「GT-Rとブリジストンの相性が良い。」(木下)
CALSONICがイカ娘フェラーリと接触でリアを破損し、1位に上がり、優勝。
「昨年はミシュランが熟成しなかった。」(木下)「そうですね。言葉少なになってましたね。」(由良)

JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
JIM GAINERは今年から458。SCランでスピンしてペナルティ。そこから追い上げて2位。
「F458のポテンシャルはすごいですね。」(木下)
「そんな感じ、ペナルティで思い切り遠回りしてもここにいますから。」(由良)

ENEOS SUSTINA
MOTULに迫った2位。ピットではタイヤ無交換。「浅溝を用意していたが無交換。」(高橋二郎)
ここでMOTULがタイヤ交換すれば逆転があった。6Lap残しての赤旗がなければもう1度バトルの可能性もあったかもしれない。「走行も危険な状態だったので赤旗は正解だと思う。」(伊藤)

HSV不調
「安定しない。サイドラジエーターで操縦性を上げたという話だが、安定しない」(由良)
最上位は8位のKEIHIN。