2009年6月12日から14日 第6戦 ギリシア アクロポリス
Acropolis Rally de Greece
放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。
WRC2009年後半戦は、新しいラリーとしてポーランドとオーストラリア(場所が変わる)があるのでかき回しがあるかなと思う、と福井氏。
各選手のインタビューでは、ローブ、ヒルボネンがタイトル・優勝、ソルド、ラトバラはマニュファクチャラーズポイント、ペター・ソルベルグは、表彰台をねらいたいようだ。
アクロポリスのラリーは「悪路」と置き換えてもいいぐらいコースが悪い。小石が多い。風があるのでダストは飛ばされるだろう。
P.ソルベルグのコドライバーであるフィル・ミルズに古賀敬介氏がインタビュー
「ラフステージの多くはなくなった。
マシンにとっては過酷。タイヤとブレーキの負担が大きい。
SS6は面白くなるだろう。DAY 2の先頭スタートにならないことが重要なのでトップがスピードを落とすから。
SS8は重要なステージでうまくやると好タイムが出るので決め手になる。」
最終結果
順位 | ドライバー | チーム | 車種 |
1 | ヒルボネン(Mikko HIRVONENA) | BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM | FORD Focus RS WRC 09 |
2 | オジェ(Sebastien OGIER) | CITROEN JUNIOR TEAM | CITROEN C4 WRC |
3 | ラトバラ(Jari-Matti LATVALA) | BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM | FORD Focus RS WRC 09 |
4 | ビラグラ(Federico VILLAGRA) | MUNCHI'S FORD WORLD RALLY TEAM | MUNCHI'S FORD WORLD RALLY TEAM |
5 | ロウテンバッハ(Conrad RAUTENBACH) | CITROEN JUNIOR TEAM | CITROEN C4 WRC |
6 | アルカシミ(Khalid AL QASSIM) | BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM | Ford Focus RS WRC 08 |
DAY 1
スタート順がかなり影響するのでローブの順位は下の方。しかもリピートがないので不利。
ラトバラは1位タイムで走行していたが、SS6の最後にラトバラがコースアウトし3分ロスして順位が下がる。
この影響でヒルボネンがDAY 1首位。ヒルボネンには計算外の結果となった。
順位は、ヒルボネン、ソルド、ローブ。
DAY 2
SS7でローブが車を大破させるロールオーバー。
SS8ではソルドがサスペンションをこわしてステージリタイア。
この2台が抜けたため、P.ソルベルグが2位浮上。
ソルドが故障して止まっているコーナーで係員が反対側に寄れと指示。それに従ったH.ソルベルグが同じところでサスペンションをこわしてしまう。「寄れという前に電話で岩があると知らせるべきだろう」と怒っている。
SS11で、ダンパーがボンネットを突き抜けてしまった。自分でスパナを金具にして修理して走り続けるがかなりの遅れ。ここでリタイアする決断をする。
「リスタートするにはお金がかかりすぎるからリスタートしない。」P.ソルベルグ。
「(プライベータとしては)その判断は正しいですね。故障が増えてどんどんお金がかかるから。こういった優秀なドライバーを処遇するチームが出てきてほしい。」福井氏。
DAY 2終了時の順位はヒルボネン、オジェ、ラトバラ。
DAY 3
Car Breakingラリーと言われる(福井氏)そうだが、そのとおりの事態が発生している。前日までのローブ、ソルド、P.ソルベルグ以外にもDAY3ではノビコフがセンターデフをこわした。
SS14,17は33キロのロングステージ。上り下りがあり、ペースが変わるのが難しい。遅くなってカーブがあると空気が流れずオーバーヒート気味になる。そうするとさらにスピードが落ちる。
ヒルボネンは1分以上の差をつけているので安全に走る。
オジェは2位表彰台、ラトバラはコースアウトから挽回し3位、二人とも嬉しそう。
ヒルボネンは "Back to the game again."と、またタイトル争いに復帰した、と感想を述べた。
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