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2009/08/03

[WRC] 2009 第7戦 ギリシア

世界ラリー選手権(WRC)
2009年6月12日から14日 第6戦 ギリシア アクロポリス

Acropolis Rally de Greece

放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。

WRC2009年後半戦は、新しいラリーとしてポーランドとオーストラリア(場所が変わる)があるのでかき回しがあるかなと思う、と福井氏。
各選手のインタビューでは、ローブ、ヒルボネンがタイトル・優勝、ソルド、ラトバラはマニュファクチャラーズポイント、ペター・ソルベルグは、表彰台をねらいたいようだ。


アクロポリスのラリーは「悪路」と置き換えてもいいぐらいコースが悪い。小石が多い。風があるのでダストは飛ばされるだろう。

P.ソルベルグのコドライバーであるフィル・ミルズに古賀敬介氏がインタビュー

「ラフステージの多くはなくなった。
マシンにとっては過酷。タイヤとブレーキの負担が大きい。
SS6は面白くなるだろう。DAY 2の先頭スタートにならないことが重要なのでトップがスピードを落とすから。
SS8は重要なステージでうまくやると好タイムが出るので決め手になる。」


最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ヒルボネン(Mikko HIRVONENA)BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAMFORD Focus RS WRC 09
2オジェ(Sebastien OGIER)CITROEN JUNIOR TEAMCITROEN C4 WRC
3ラトバラ(Jari-Matti LATVALA)BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAMFORD Focus RS WRC 09
4ビラグラ(Federico VILLAGRA)MUNCHI'S FORD WORLD RALLY TEAMMUNCHI'S FORD WORLD RALLY TEAM
5ロウテンバッハ(Conrad RAUTENBACH)CITROEN JUNIOR TEAMCITROEN C4 WRC
6アルカシミ(Khalid AL QASSIM)BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAMFord Focus RS WRC 08

DAY 1
スタート順がかなり影響するのでローブの順位は下の方。しかもリピートがないので不利。
ラトバラは1位タイムで走行していたが、SS6の最後にラトバラがコースアウトし3分ロスして順位が下がる。
この影響でヒルボネンがDAY 1首位。ヒルボネンには計算外の結果となった。
順位は、ヒルボネン、ソルド、ローブ。

DAY 2
SS7でローブが車を大破させるロールオーバー。
SS8ではソルドがサスペンションをこわしてステージリタイア。

この2台が抜けたため、P.ソルベルグが2位浮上。

ソルドが故障して止まっているコーナーで係員が反対側に寄れと指示。それに従ったH.ソルベルグが同じところでサスペンションをこわしてしまう。「寄れという前に電話で岩があると知らせるべきだろう」と怒っている。
SS11で、ダンパーがボンネットを突き抜けてしまった。自分でスパナを金具にして修理して走り続けるがかなりの遅れ。ここでリタイアする決断をする。
「リスタートするにはお金がかかりすぎるからリスタートしない。」P.ソルベルグ。
「(プライベータとしては)その判断は正しいですね。故障が増えてどんどんお金がかかるから。こういった優秀なドライバーを処遇するチームが出てきてほしい。」福井氏。

DAY 2終了時の順位はヒルボネン、オジェ、ラトバラ。

DAY 3
Car Breakingラリーと言われる(福井氏)そうだが、そのとおりの事態が発生している。前日までのローブ、ソルド、P.ソルベルグ以外にもDAY3ではノビコフがセンターデフをこわした。

SS14,17は33キロのロングステージ。上り下りがあり、ペースが変わるのが難しい。遅くなってカーブがあると空気が流れずオーバーヒート気味になる。そうするとさらにスピードが落ちる。

ヒルボネンは1分以上の差をつけているので安全に走る。
オジェは2位表彰台、ラトバラはコースアウトから挽回し3位、二人とも嬉しそう。

ヒルボネンは "Back to the game again."と、またタイトル争いに復帰した、と感想を述べた。

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