NASCAR
sprint cup シリーズ 第15戦 LifeLock 400
2009年6月14日 ミシガン・モータースピードウェイ
放送:G+
解説:福徳一志
実況:桃田健史
コーションが少なくピット戦略で前に上がろうとしていたチームには不利なレースになった。デブリーのコーションが発生してもデブリーが映らないようなものが何度かあった。
最後は燃費レースになり、ガス欠の車を追い越してマーク・マーティンが勝利。
コースは高速コースでしかも幅が大きい。4ワイドも可能で走行ラインの選択幅は大きい。
2マイル×200 = 400マイル
バンクはターンで18度、ストレッチではフロント9度、バック5度。
デトロイトに近い土地柄のせいか、観客が減っている。
昨年の満員の映像と比べると4コーナーあたりはがらがらと言ってもいいほど。
国歌はARMYのアカペラチーム
"Start Your Engine"はKid Rock
最終結果
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
ルースな動きで本人はドライブしにくい模様。「ルースと言うよりつかみどころのないフリー」桃田氏。
クルーチーフはTVの生中継でオンボードのステアリング操作も見て、"Looking Good"と言う。しかし、本人はドライビングが難しかったようで、14位。
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
9Lapあたりからレースをリード。車も悪くなく優勝狙いだったが燃費をクルーチーフのチャド・カナウスが計算ミスしたようで最終ラップにスピードが落ちてしまい22位。今回のピット位置もピットロード入口に一番近い。理由は不明だがこの位置を取るのが作戦らしい。
燃費レース
最後のピットインのタイミングがピットウィンドウぎりぎりの周回数になったため、トップグループはピットアウト後から燃費を意識している。コーションラップ中はエンジンを切ったり、コーナーの加速をゆっくりにしたり。チームではクルーチーフが電卓をたたいて計算し指示を出す。
ビフルには「2周足りないから(どうせもう一度ピットインが必要だから)思い切り行け」と指示。
ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)はチームに「どうする?」と質問。「カーブでクラッチを切ってクルーズしろ」と指示が返る。
思い切りいけと言われたビフルはジョンソンとトップ争いのバトルをしてペースが上がる。にもかかわらず最後までピットには入らず。このペースアップの影響で、最後はビフル、ジョンソンともにガス欠になり、3位のマーティンが漁夫の利で優勝。
水バリア
ピットロード入口のガードレールの先端が鋭角になっている。ここにクラッシュすると被害が大きいのでこれをカバーする緩衝材として水をなかに入れた容器バリアを置く。ここにデビッド・ストレミーが横向きでクラッシュ。水が噴水のように噴き出す。
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
車が不調。エンジンの回転が8000でばらつき(バイブレーション)があり、9000になると消える。「8000から9000は加速で使う領域なので、加速がのびない。 」桃田氏。このレースでは上位上がっても元気がなく、抜いていく意思が見えない。今年は優勝もあり、チェイス範囲内におさまっているが、おとなしい。2008年が勝ちすぎていたのか?13位。
ルース
ほとんどの車がターン立ち上がりでリアがふらふらしていて加速が乗っていない。それでも、なんとか加速する車とそうでない車がある。「マーク・マーティンはコーナーからの出方がうまい」桃田氏。
路面温度の関係なのか日差しが出ていないからなのかルース。ハムリンもチームに "Extremely Loose"と。
ビル・エリオット (Bill Elliott)
たまに出てきてもそこそこの場所を走っている。800レース走っているらしい。「南部なまりが強くて半分ぐらいは何を言っているのかわからない」桃田氏。
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