2009年6月21日 イタリア ミサノ
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二
コース 4226m
コーナー 右10 左6
ところどころ狭いところがありそこでクラッシュが起こりやすい。
コースは小規模な改修が行われており、コースの外側が舗装されていたり、エスケープゾーンが広くなっていたり。
天候は雨が上がって徐々にドライに向かうという変化の激しいレース。
玉田誠はまだ怪我が完全ではなく今回も欠場。また、2レース目ではジョン・ホプキンスも欠場した。
スーパーポールはスピーズのチームのピットアウトタイミングミスもあったらしく、シュムルツ。
ドゥカティのお膝元なのでチームとしてはぜひ勝ちたいレースになっている。
芳賀紀行はミラーモーターパークでのレースでは今季初めて表彰台に乗らなかった。今回で挽回しておきたいところ。
race 1
最終結果
順位 | ライダー | チーム | バイク |
1 | スピーズ(B. SPIES) | Yamaha WSB | Yamaha YZF R1 |
2 | バーン(S. BYRNE) | Sterilgarda | Ducati 1098R |
3 | ファブリツィオ(M.FABRIZIO) | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
4 | シュムルツ(J. SMRZ) | Guandalini Racing | Ducati 1098R |
5 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
6 | 加賀山就臣 | Suzuki Alstare BRUX | Suzuki GSX-R 1000 K9 |
9 | 中野真矢 | Aprilia Racing | Aprilia RSV4 Factory |
-- | 清成龍一 | Ten Kate Honda Racing | Honda CBR1000RR |
ジョナサン・レイがサイティングラップで転倒しそのバイクを乗り捨てて清成龍一の後ろにのってピットに帰った。その後、ピットアウトしたのだが、バイク交換のペナルティとその後の二人乗りのペナルティなどでピットスタートかつライドスルー。
スタートではバーンがトップ。全員がウェットタイヤでスタートし、コースがドライになった8Lapあたりからflag to flagルールでバイクを乗り換えた。
芳賀不調
11位あたりからゆっくりと上位に来るが、ウェット路面で安全に走っているせいか、あまり速さを感じない。それでも最後には6位で加賀山就臣とバトルして5位に上がった。
Ten Kateミス多発
乗り替わりのタイミングでレイとチェカのマシンのエンジンがかからず。ここで大きくタイムをロス。レイに関してはいろいろあってレースに影響はなかったが、チェカは上位だったのでもったいなかった。チームの動きがかみ合っていない感じ。今回何台かはサスペンションをオーリンズに変更したらしく旋回性が上がっているのでは、とのこと。
乗り換えの上手下手
あまり練習しない動作であり、乗り替わりの速さはかなり違う。一番なめらかだったのはファブリツィオ。MotoGPでも今年はflag to flagが多いが、純粋な速さよりもタイヤ交換のタイミングの判断でレースの勝負が決まるという意味で、ピットワークや予想の正確さ、ギャンブルできるかどうかの度胸が試される気がする。スピーズは乗り換えてから非常に速い。あっという間にトップに立ち大きなリードを築いた。
BMW
チャウスが最後までバイク交換を遅らせて一旦はトップに。TVにBMWがトップで映ることはめったにない。「初めてじゃないですかね」八代氏。もう1台のコーサーはウォームアップラップで転倒リタイア。
race 2
最終結果
順位 | ライダー | チーム | バイク |
1 | レイ(J. REA) | HANNspree Ten Kate Honda | Honda CBR1000RR |
2 | ファブリツィオ(M.FABRIZIO) | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
3 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
4 | シュムルツ(J. SMRZ) | Guandalini Racing | Ducati 1098R |
5 | バーン(S. BYRNE) | Sterilgarda | Ducati 1098R |
11 | 加賀山就臣 | Suzuki Alstare BRUX | Suzuki GSX-R 1000 K9 |
13 | 中野真矢 | Aprilia Racing | Aprilia RSV4 Factory |
14 | 清成龍一 | Ten Kate Honda Racing | Honda CBR1000RR |
ドゥカティ
お膝元レースでもあり、ポイントを考えるとアメリカで失ったリードを元に戻しておくためには芳賀は優勝したいところ。しかし、2レースともバイクが無理がきかない状態のようで、一旦は上位に出るがずるずると後退。しかし、ドゥカティとしては、両レースとも上位に数台が入った。
上位はファブリツィオと芳賀、レイの争いになり、最後にレイがファブリツィオの前にでてフィニッシュ。ストレートではCBR1000RRに差を感じたようで、ファブリツィオは「加速に差があった」と。
flag to flag
スピーズがバイクトラブルを起こし、ずるずる下がった。このときレース運営からflag to flagのアナウンスが。天候は晴れており路面も乾いて普通ならそんな宣言が出る状況ではない。「スピーズがバイクを交換して走らなければならないことに配慮したんでしょうね」八代氏。
ちょっと不可解なレース運営。スピーズはこの処置でペナルティなしにバイクを交換し、9位フィニッシュ。ポイント差のロスを最小限にすることができた。
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