SunTrust Indy Challenge
from Richmond International Raceway
2009年6月27日
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士、松浦孝亮
0.75マイル×200周 =547km
バンク24度
コースが短くすぐにターンが来てしまうという難しいレース。 しかもナイトレースである。
アンドレッティ・グリーン・レーシング(AGR)がペンスキーとチップ・ガナッシの2強に割って入るのか、というのが番組冒頭の盛り上げ方。
松浦孝亮は前戦のアイオワに行き、Indy Japanに出場のための交渉を進めたらしく、「今のところ順調です。まだ、詳細は言える段階ではないが」とのこと。スポット参戦は大変だとは思うが、日本のレースはライドが少ない状況なのでスポンサーがあればIndy再参戦もありかも。
武藤英紀は前戦に続き、上位フィニッシュ。表彰台は逃したが、今回は本人としては満足の行くレース内容。
最終結果
順位 | ドライバー | チーム | ゼッケン |
1 | ディクソン(Scott Dixon) | Target Chip Ganassi Racing | 9 |
2 | フランキティ(Dario Franchitti) | TOM TOM | 10 |
3 | レイホール(Graham Rahal) | McDonald's Racing Team | 02 |
4 | 武藤英紀 | Formula Dream | 27 |
2 | パトリック(Danica Patrick) | Boost Mobile/Motorola | 7 |
スコット・ディクソン
Icemanの異名を持つディクソンは、もうすぐ子どもが生まれるらしい。奥さんはその状態でもサーキットに来ている。クラッシュとかあるから来ない方がいいのでは、と思うが、ディくソンならば心配ないかも。
今回勝利し、サム・ホーニッシュの持つ通算勝利数記録19勝に並んだ。
武藤英紀
リードラップを70周ぐらい走る活躍。最後はコーションのタイミングでディクソンなどに前に出られてしまったが、常に上位で戦った。レース後の電話インタビューでもかなり上機嫌で満足した様子。
車もピット作業も良く、最後のイエローが出なかったら勝てた可能性が高いとチームではコメントしていたらしい。
最初のステイアウトで上位に出たあと、あまりコーションが出なかったのでずっと上位を保つことができた。「ステイアウト後、ニュータイヤの車を抑えきったのが偉い」松田氏。
4位フィニッシュ。
ダリオ・フランキティ
今回のスポンサーはtargetチェーンで扱っているポータブルナビのTOMTOM。全体が緑色の車。
アンダーグリーンのピットインに入ろうというタイミングでコーションが発生してしまい、燃料補給のみの1回とタイヤ交換など通常作業の1回で計2回のピット作業を行うことになり順位が下がる。それでも2位。
エリオ・カストロネベス
あまり前に出られないレース。250周付近でクラッシュしてしまった。このクラッシュによるイエローコーションがチップガナッシの2台を救ったという皮肉な展開。クラッシュ後はコメントを残さず帰宅。
コーション
ステイアウトで上位に上がったAGRの武藤とダニカ・パトリックは、ピットインのタイミングが他とはずれている。AGRがガス欠でピットインしたあと、他チームがピットインするまではコーションが起こってほしくない。逆に、AGRのピットイン前にコーションが起こればリードのままピットインできるのでラッキー。松浦氏が裏話を披露。「スコット・シャープは余計な部品をつけておいたり、いらない部品ヘッドレストの左側とかでわざとデブリーを発生させてコーションにしていた。武藤英紀は余計な部品は持っていないと思いますが。」
EJビソ完走
ここまで全く完走できずにいたEJビソが初めて完走。
マリオ・モラエス
ダニカ・パトリックのすぐ前を斜めに入り危うく接触しそうになる。「これは説教部屋行きですね。」村田氏。「そっちのほうがどきどきする」松浦氏。2009シーズンの初戦でラファエル・マトスがダニカ・パトリックを巻き込んでクラッシュした際、パトリックがマトスに説教していた映像が流れたことがあったため。
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