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2010/09/27

[NASCAR] 2010 第21戦 ポコノ

NASCAR
2010 第21戦 ポコノ

実況:藤田大介
解説:石見周

三角のオーバル。各コーナーのバンクが違う。

ターン1  14度
ターン2  8度
ターン3  6度

2.5マイル×200 = 500


ジャック・ラウシュが飛行機事故を起こして入院した。以前にも自分の誕生日に送電線に引っかかって墜落し、心肺停止になったこともあるらしい。飛行技術の会議に行くところだった、という。
顔にけがをしてミネソタの病院に入っている。

「ラウシュ・フェンウェイ・レーシングはラウシュに勝利をささげたいですね。」(石見)の言葉通り、グレッグ・ビフルが今シーズン初勝利を上げた。 ビフルは60レース以上勝っていなかった。また、2010シーズンのフォード初勝利でもあった。

ジミー・ジョンソン
レース前半は2位を引き離してトップを走行。130Lapあたりからペースが遅くなった。
一旦下がった後は周囲と同じようなペースになってしまい、上位ではあるがトップ争いにはからめず。

グレッグ・ビフル
レース中、2,3度2タイヤで前方に出る作戦を取る。かなり序盤に2タイヤ交換で走り、ずるずると後ろに下がっていった。序盤での2タイヤ交換は、2タイヤでの車の調整を行うために試していたらしい。逆に言うと車の基本セッティングはなかなかよかったようだ。
170Lap後の雨中断のリスタートではトップに出る。ここで、2位のサム・ホーニッシュジュニアが後続の蓋をすることになって逃げが成功した。

デイル・アーンハート・ジュニア
10位台の後半をうろうろしている。チェイスのスタンディングでは14番手だがちょっと点差が開いてきて、チェイスは無理っぽい雰囲気が出てきた。
中盤、ジミー・ジョンソン、ジェフ・ゴードン、ジュニアと3台が並ぶシーンがあり、「この1-2-3でもおかしくないんですけどねぇ。」(石見)と言うため息が。。この時点でジュニアはラップダウンされた。
150Lap付近のコーションで2タイヤでピットアウトしてポジションを上げようとした作戦が裏目に出て、スピン、20位以下に下がる。もうチェイスは無理かな。

カート・ブッシュ
車のセッティングが悪いないながらも10位台をコンスタントに走行。
だが、165Lap付近で、ジミー・ジョンソンに後ろから押されてスピン。
ガレージでのコメントにも「ジミー・ジョンソンにやられた。」と明言。非常に不機嫌だった。

エリオット・サドラー
カート・ブッシュのスピンの白煙にまかれてスピンし、コース内側のガードレールに正面から激突。ガードレース内側の盛り土が崩れて跳ね上がるぐらいのスピードだった。車は壊れてエンジンが外れて転がっていた。衝撃で朦朧としている状態で自力で車から出てコースに倒れた。

ジェフ・ゴードン
勝てそうで勝てない。このレースでもトップに立ったが、最後のコーションでは下げた。
スポッターをこのレースから変更した。新しいスポッターはカイル・ブッシュのスポッター。
スポッターはチーム契約ではなくドライバーとの個人契約が多いので、カイルから横取りしたような形になったらしい。

サム・ホーニッシュ・ジュニア
最後のリスタートのあと、ステイアウトでポジションを上げて2位でねばった。
意外にねばったので、すぐにパスできると想定していた後続車が接近したままの状態での周回を重ねた。後続のタイヤ交換組のエドワーズ、スチュアートとの速度差があまりなく、結果的にはビフルの逃げを成功させた。最後の10Lapぐらいでタイヤが劣化して順位を落とし10位以内には入れなかった。

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