ページ

2010/09/30

[WRC] 2010 第8戦 フィンランド

WRC
2010年 第8戦 フィンランド

MC:山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介

フィンランド人以外がほとんど勝っていないフィンランドラリー。

今年は2日間のイベントに再構成されており、距離は変わらないのでスケジュールがきつい。

ユハ・カンクネンが8年ぶりにスポット参戦。50歳になったこととラリーの60年記念。
コメントが独特な人で、インタビュワーがステージのゴールで車について聞くと「私は車に乗って運転するだけだよ。」と細かいセッティングは要求していないらしい。
「ひげが無いと違う人に見えます。」(古賀)
「器用なドライバー。環境に自分を合わせる。」(福井)

最終順位は8位。「ヒルボネンに隣に乗ってもらって教えてもらった。イタリアでヒルボネンを隣に乗せて教えたのはそんなに前ではないのに立場が逆になった。」
「「自分にとってこれ以上はないよ。フィンランド人としては2番目の順位だ。」
と少し涙ぐみながらコメント。


DAY 1
暑かった。
地元の人たちは家の前に棒を立てて、境界を示している。この棒はラリーが終わったころには車に倒されて無くなる。

SS4ではヒルボネンが大クラッシュ。何回回転したかわからない、とコ・ドライバー。
ドライバーには怪我はなかったようだ。
「ジャンプの着地が前輪の片方だけになって、その車輪を中心に回転したかのよう。」(福井)
このクラッシュでリタイア。サービスパークではカムコーダーのビューファインダーで録画した自分のクラッシュシーンを確認していた。

ラトバラがDAY1のトップ

DAY 2
オジェが速い。「2回目のフィンランドでこれだけ速いのはすごい。」(古賀)「今年のラリーでリタイアがない。これはワークスでは使ってみたいと思うドライバー。」(福井)

早朝に雨がふってちょっとしっとりしている。ルーズグラベルが落ち着いていて良い条件。

オジェはラトバラを追ってタイムを上げる。逆にペター・ソルベルグがなぜか徐々にタイムを落とす。
ローブはオジェほどではないが順位を少し上げて3位に入った。

ラトバラの最終ステージを見守るフォードのチームテントは緊張で静かになっていた。最後の最後まで安心できないラトバラだからこそか。
ラトバラはフィンランド人としてフィンランドラリーで優勝できてよかった、3歳のころからラリーをやりたいと思っていた、と。史上最年少優勝となった。

0 件のコメント:

コメントを投稿