著者は文章が苦手だったがいつかは本を書いて出版したいと思っており、その夢がかなって何冊かの本を出版している。その理由は「ラッキーだったから」だ、と。そして「幸運になるには、コツがある」ので、そのコツのなかで「何か1つでも、これはいい!と思うものがあれば、試してみてください。」として数十個の自分が見つけた「ラッキーになるコツ」を紹介する。
よくある内容と言えば言えるのだが、この本が優れていると思ったのは以下のようなところ。
- 押しつけがましさがない(ゼロではないが類書に比べるとかなり少ない)
- コツの中にはライフハック的なものもある(心の問題だけじゃない、ということ)
- コツは全部見開きで完結し、4コマまんががついている
さらっと読めてしまい、一つ一つのコツは簡単そうなものが多いのだが、簡単そうに見えるコツも継続するのは結構大変。まえがきには
ステップ1 まずは試しにやってみる
ステップ2 2度、3度と繰り返す
ステップ3 もっと繰り返して、習慣(クセ)にしてしまう
とある。
コツのなかには、今までビジネス書や他の本で見たようなものも多い。結局、ラッキーのコツは誰が考えても似たようなものに落ち着くのかも。
ちょっと変わり種としては「15秒で話す」(最近で言うと、「エレベーターピッチ」とか言うものと同じ)や、「時計を5分進ませる」(よく会社などで言う「5分前行動」というのと同じ)など、日本企業で培われ(場合によっては失われ)てきた「しつけ」的なものもあり、今までの日本企業は案外ちゃんとしていたんじゃないか、という気もする。
こういう安価な文庫本でエッセンスを習得してから、個々のビジネス書とかライフハック本に枝分かれするというやり方が「ラッキー」を探すにはいいのかもしれない。題名を見ると、その直球系な感じにちょっと引いてしまうかもしれないが、そのバリアを乗り越えられれば内容に「自己啓発教」っぽいところはない。
逆の見方をすれば、ライフハックや数々の仕事術本のコツのうち「これはいいな」と思うものは単に仕事術ではなくラッキーになるための一つの習慣と思えばよりやる気が湧くかもしれない。仕事がうまくできることもラッキーにつながっているのだから当たり前ではあるけど、そういうことは仕事術本からは抜け落ちているような。
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