2009年4月5日 スペイン バレンシア Circuit de la Comunitat Valenciana
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二
日本人2選手のインタビュー。
玉田誠選手「やることはまだたくさんある。確実に良くなっている。市販車に近いスーパーバイクは面白いと思うので応援よろしくお願いします。」
藤原克昭選手(WSS)「去年が初めて表彰台に乗れ勝ったシーズンで悔しい思いをした。今年はバイクもチームも新しくなる。目標はまず一勝。シーズンを頑張っていくので応援よろしくお願いします。」
バレンシアは八代氏が現地取材をしている。サーキットは左回りで、日本人は左コーナーが得意なので抵抗はない、らしい。
ポールポジションはスピーズ。
Race 1
結果順位
1 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team |
2 | ファブリツィオ(.FABRIZIO) | Ducati Xerox Team |
3 | ノイキルヒナー(NEUKIRCHNER) | Suzuki Alstare BRUX |
4 | ラコーニ(LACONI) | DFX Corse |
5 | ハスラム(HASLAM) | Stiggy Racing Honda |
6 | 加賀山就臣 | Suzuki Alstare BRUX |
7 | サイクス(SYKES) | Yamaha WSB |
8 | ビアッジ(BIAGGI) | Aprilia Racing |
9 | バーン(BYRNE) | Sterilgarda |
10 | パークス(PARKES) | Kawasaki World Superbike |
12 | 清成龍一 | Ten Kate Honda Racing |
14 | 玉田誠 | Kawasaki World Superbike |
芳賀がノイキルヒナーを交わしてトップに出た後は一人旅の状態。スピーズは単独で転倒してノーポイントに終わった。最終ラップはノイキルヒナー、ファブリツィオ、ラコーニが接近した2位争い。TVでは清成選手とチャウスが接近して走っている映像が流れた。これは、地元スペイン人のチャウスを制作サイドが映している。「それを理解したうえで、我々としては清成がんばれ、と。」(八代氏)
後半は芳賀のリードが大きすぎてTVにはあまり映らなくなる。
Race 2
結果順位
1 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team |
2 | スピーズ(SPIES) | Yamaha WSB |
3 | ファブリツィオ(FABRIZIO) | Ducati Xerox Team |
4 | ラコーニ(LACONI) | DFX Corse |
5 | ハスラム(HASLAM) | Stiggy Racing Honda |
6 | チェカ(CHECA) | HANNspree Ten Kate Honda |
7 | ノイキルヒナー(NEUKIRCHNER) | Suzuki Alstare BRUX |
8 | ビアッジ(BIAGGI) | Aprilia Racing |
9 | 清成龍一 | Ten Kate Honda Racing |
10 | サイクス(SYKES) | Yamaha WSB |
セカンドカー
スピーズが転倒、バイクが大破したことでrace 2はセカンドカーを使うことになった。八代氏によれば、
「セカンドカーは同じバイクの同じセットアップだがレースに使うバイクはどちらかに決まるもの。人間はわずかな違いを感じるのでセカンドカーは全く同じ性能が出ない。」
中野真矢選手骨折
予選で鎖骨を骨折して出走せず。もう手術は終わって次戦から復帰したいと言っている、と八代氏。
ファブリツィオ好調
前戦で不調だったファブリツィオは今回好調で2位、3位。今シーズンの初表彰台。
race 2が余りにも大変だったらしく、インタビューでは英語で答えずイタリア語。race 1では英語で答えられる余力があったので、race 2は力を出し尽くした、という感じかも。
日本人選手
中野選手の骨折不出走のほかに、加賀山選手も金曜日の走行でハイサイド転倒しており、寝られないぐらい痛みがある状態。race 2では加賀山選手がクラッシュ、玉田選手がピットインリタイア、と、少し流れが良くない。
リタイア選手への声援
スピーズが転倒後に歩いてピットに戻る途中で観客が拍手や歓声・口笛などで声援を送る。「バレンシアの客は担架で運ばれる選手にも温かい拍手を送る」(八代氏)
J. ホプキンス
今回は10位までには入らなかったが、ポイント圏内にはいる。
カワサキ撤退でMotoGPでシートを失って急きょSBKに初参戦していることを考えると「初バイク、初タイヤでのこの走りはすごい」(八代氏)。
2009シーズンはこの後の全レースに参戦する予定。
清成龍一選手
今回は12位と9位。「きれいな走り」(八代氏)。
昨年3勝の実績があり、今期ホンダは2年めのマシンで熟成していることを考えるともっと早くてもいいはずだが、熟成が遅れている。race 1では、早い段階からタイヤが滑りサスペンションも大きく動いていて「あれだけ動くと走りづらい」(八代氏)という状態。
ベン・スピーズ
ここまで3連勝。今回はリタイア、2位という成績で芳賀とのポイント差は少し拡大。AMA出身のスピーズはダートの経験があると思われているのだが、「実はダートは走ったことはなく、モトクロス出身」(八代氏)。2009シーズンはケビン・シュワンツが立ち上げようとしていたMotoGPのチームで走る話もあったらしいが、そのチームの話がなくなったためSBKで走っている。こちらのほうがよかったのでは、と八代氏。
確かに、MotoGPの弱小チームはマシンの整備などが他チームに比べてかなり見劣りし、常に最後尾を走ることになりがち。ここで優勝争いをして条件の良いチームからのオファーを得るのも選択としてはアリか。
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