スーパーGT 第1戦
2009年3月22日 岡山国際サーキット
放送:JSPORTS
解説:由良拓也、松浦孝亮
実況:下田恒幸
雨のレースで、セッティングがあたったのかKONDO レーシングが終始トップを維持して優勝。
GT500クラス
1 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ,荒 聖治 |
2 | 18 | ROCKSTAR 童夢 NSX | 道上 龍, 小暮 卓史 |
3 | 8 | ARTA NSX | ラルフ・ファーマン, 伊沢 拓也 |
GT300クラス
1 | 19 | ウェッズスポーツIS350 | 織戸 学, 片岡 龍也 |
2 | 43 | ARTA Garaiya | 新田 守男, 高木 真一 |
3 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 | 谷口 信輝, 折目 遼 |
レギュレーション
スーパーGTのレギュレーションでは、自分が見始めた数年前から毎年ウェイトハンデ制度は見直されている。2009年のウェイトハンデはpointあたり2キロ(7,8戦は1キロ)を積むが下ろせる順位はない。実際の上限は100キロまでだが、計算は理論値で行うので100キロを超えるハンデも数字上ではある。
最終戦と第1戦がノーハンデ戦となる。
JSPORTSの広告ビデオでは、坂東委員長がレースが面白くなるレギュレーションを採用したという趣旨の話をしていた。毎年、最初にはそういうコメントが出るのだが、同じく毎年のようにチームオーダーは発生する。
他のシリーズ(WTCCなど)でもウェイトハンデの見直しというのは定期的に発生しているようなので、おそらく、正解はないルールなのだろう。
雨タイヤ
スタート前にPETRONAS TOMSが浅溝タイヤを選択した。それに合わせてポールポジションのZENT CERUMOも浅溝に切り替えた。これが悪手でZENTはどんどん順位を落としてしまった。PETRONASはMOTUL AUTECHとの追突の後でタイヤを換えて走りだした。ZENTはタイヤを交換してから立川が追い上げて6位に入ったので車そのものは悪くなかったのでは。松浦氏が言っていたとおり、ZENTはポールポジションだったのでタイヤに関してリスクを負う必要はなかったという意味では、無駄なギャンブルだったと言える。
Garaiya
落ちては上がる繰り返しでベストオーバーテイク賞。
スタートから順位を上げたところで、ダブルヘアピンでスピンしたときに外側にいた車を巻き込んでしまった形になった。このスピンで順位を落とした後にまた追い上げた。
ピットイン時にオフィシャルがリアバンパーあたりが壊れているのを修復しろといきなりオーダーを出してピット作業の時間が余計にかかりまた順位を落とす。
さらにスピンがペナルティの対象となりドライブスルーで再び順位を落とす。ここからまた追い上げて2位フィニッシュ。新田選手のコメントでもあのペナルティは全く理解できない、と。
NSX
由良拓也が言うとおり、レース前はかなり苦戦するとほとんどの人が口をそろえて言っていたNSXが善戦して2,3位フィニッシュ。レース後コメントで2位rockstar童夢はドライ側にセッティングを振っていたので遅かった、と言っていたので、レインだともう少しペースが上がるはず、ということだったのか。
ロッテラー、トレルイユ
スタート直後の1コーナーで9位のブノワ・トレルイユが8位のアンドレ・ロッテラーの後ろに追突。ロッテラーは押し出されて止まってしまったが車はあまりダメージがなかった。MOTUL AUTECHは左前のフロントがかなり壊れてしまい、いったんはガレージに入れたら修復後また走りだした。
これに関して、松浦氏がフロントのタイヤカバー付近がなくなっている状態の空力の影響を由良氏に質問していた。松浦氏自身はドライバーなので少なくとも大雑把には理解しているはず。これは視聴者を意識した入門者的な質問だろう。由良氏によるとフロントフェンダーの部分の中は圧力を下げたいところなので穴があいていると空気が入ってきてしまい良くない。また、オレンジボールでピットに入って修理を命ぜられた時の処置では、雨だとガムテープが効かないのでつらい、と。
JIM GAINER
JIMGAINER ADVAN F430。JIM GAINERは2008年の童夢から自分たちの車体に切り替えてポールポジション。レインではGaraiyaと比べるとコーナーでは遅かった。漢検がらみで注目を集めるということもあったが、良い車が出来上がっている模様。
4位入賞。エントリーリストをみるとJIM GAINERではF430とF360がエントリーしていたようだが、もう一台はスタートできず。
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