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2009/05/07

[NASCAR] 2009 第6戦 マーティンズビル

NASCAR
sprint cup シリーズ 第6戦 Goody's Fast Pain Relief 500
2009年3月29日 マーティンズビル・スピードウェイ
放送:G+、解説:桃田健史。実況:福徳一志。

0.526マイルを500周。263マイルのレース。バンクはターンで12度とかなりフラット。路面がコンクリートとアスファルトの混合。

最終順位

ジョンソンが優勝。ヘンドリックの25年記念に花を添えた。

順位ドライバーゼッケン
1ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48
2デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11
3トニー・スチュアート(Tony Stewart)14
4ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24
5クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)33
6ライアン・ニューマン (Ryan Newman)39
7マーク・マーティン (Mark Martin)5
8デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)88
9 A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)44
10ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)26

リック・ヘンドリックが25年前にオーナーとして初めて優勝を飾ったコース。ヘンドリック勢としては勝ちたい。

国歌はARMYの楽隊。Start Your Enginesはグランドマーシャルの人たち。

雨のため予選がなく、オーナーズポイント順でのグリッドになっている。オーナーズポイントの44位以下のチームはそのまま撤収。予選がないため、40周目のコンペティンションイエローがある。

タイヤ

右前のタイヤのトラブルが多く、エリオット・サドラー (Elliot Sadler)アリック・アルミローラ (Aric Almirola)ロビー・ゴードン (Robby Gordon)が右前タイヤのパンクで緊急ピット。アルミローラは複数回発生している。
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)もタイヤトラブルでスローダウンして緊急ピットイン。その際、観客がガッツポーズをしている。ヒール役もここまで来ると大したものだ、というところか。
ショートコースのグリップを得るために空気圧を下げて調整するがそれが過熱の原因になり、バーストを誘発しているらしい。

2周連続2位

デニー・ハムリン (Denny Hamlin)は前戦ブリストルでは2位。このときはリスタートが悪かった。今回のリスタートは「学習効果が出ていますね」(桃田氏)という良い結果を出していた、最後までジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)と競り合ったが、外側に出たところにジョンソンがイン側から抜きにかかった。ここで接触があり2台ともスピンしてもおかしくない状態でリアが流れたが持ちこたえてチェッカー。マーティンズビルでのハムリンはリスタートは良かったがコーナーの出口が遅く、そこで後ろに追いつかれてしまう。

新型ブレーキ
ジョー・ギブズ レーシング (Joe Gibbs Racing)はイギリスのアルコーの新型ブレーキを試験的に使用している。このコースはブレーキに厳しいのでききやすいのであれば効果はあるかもしれない。一方でブレーキに頼りすぎるのは危険かも。

クルーチーフをバッシング

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)が勝てないのはクルーチーフのトニー・ユーリ・ジュニア(Tony Eury Jr.)にも原因があるのではないか、という批判が強くなって、リック・ヘンドリックが「変えるつもりはない」との声明を出すなど大きな騒ぎになっている。当初、車のトラブルでジュニアが下位に沈んだことに原因があるらしい。しかし、序盤はヘンドリック勢全体がイマイチな状態だったことを考えればヘンドリック全体の不調とも言えた。しかし、今後チームメートが勝ち、ジュニアだけが異常に低い順位になる、ということにでもなればクルーチーフ原因論は勢いを増すかもしれない。

元々が現クルーチーフのトニー・ユーリー・ジュニアの父がクルーチーフをしていて、その縁でジュニアが トニー・ユーリー・ジュニアをクルーチーフにした、といういきさつもあるらしい。2008後半のチェイスでは作戦が明らかにヘンなレースが目立ち、燃費作戦をしなくてもいいときに燃費作戦をしてみたり、余計なタイヤ交換をしてみたり、と空回りした作戦が多かった気がする。

2009シーズンのここまでのジュニアの順位が10位以下にとどまるレースが多いこともあって、今後も再燃しそうな問題だ。

ヘンドリック
このコースで25年前にチームオーナーとして初勝利を挙げてトイレットペーパーでお祝いをした、とインタビューワーが言っていた。今回はジミー・ジョンソンが勝利をプレゼントできた。ヘンドリックの4台がtop 10に入るという素晴らしい成績。ロングランが良く上位に残るということはセッティングが良い。(桃田氏)

ジョーギブスのチームプレー

ジョー・ギブズ レーシング (Joe Gibbs Racing)のデニーハムリンが終盤までトップを争う一方、カイル・ブッシュ (Kyle Busch)は2ラップダウン。ところがラップダウンの先頭にいたことでリスタートのイン側にカイル・ブッシュ、外側にハムリン、という疑似フロントローが発生。

最後のリスタート時にカイル・ブッシュが微妙に邪魔をする動きをしたことで、ハムリンを前に出して、ジョンソンがパスするのを妨害した格好になった。この後、ジョンソンはハムリンをパスして優勝したが、このままハムリンが勝っていたら、カイル・ブッシュのナイスアシストになるところだったかも。

ホットドッグ

ホットドッグがマーティンズビルの名物と言われているらしく、それについてドライバーインタビューがあった。よく聞き取れなかったが、ケーシー・ケインだったか「カリフォルニア生まれだからホットドッグと言えば赤いやつだよね」と。「日本から来た人が「イン・アンド・アウトにつれって言ってくださいよー」と云うのでレンタカーに乗って探すんだ。」と桃田氏。ここは注文を聞いて作ってくれるホットドッグの店らしい。

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