ページ

2009/10/18

別所哲也 「夢をカタチにする仕事力」

J-WAVEの毎朝の番組でお馴染みの別所哲也の本なので、「どんな本を書いたのかな」という興味。副題が「映画祭で学んだプロジェクトマネジメント」なので、どんなプロジェクトマネジメントなのか、と興味が湧いた。

「ショートショートフィルムフェスティバル」の立ち上げ前から、立ち上げ、「ブリリアショートショートシアター」開設、などが当事者の視点と言いだしっぺの動機から書かれている。

「早く動きたいなら自分一人で行きなさい。より遠くへ行きたいならみんなで行きなさい。」という言葉のとおりで、別所氏はかなり仲間に恵まれている。これが見方を変えれば一番の彼の財産かも。

映画祭運営では「三つ」を数える。三個の案を同時に進行させておき、一つが失敗しても他でフォローできるようにし、万が一、三つともが成立してもそのままマネジメントする、というプロジェクトマネジメントの知恵は面白い。ソフトウェア開発で3つが並列に走るのはよほど予算に恵まれたプロジェクトなのだが、局所的には選択肢を3つ用意しておけたら面白いかも。ただ、全部が完成しても使うのは1つだが。

一方でやっぱり、というか…。「映画祭のスタッフになったら、映画が見られると思ったし、監督に会えると思った。」と泣いた人が過去何人もいたとか。こんな手作りの映画祭にも、そういう勘違いをする人がいるのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿