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2009/10/03

[SBK] 2009 第11戦 ニュルブルクリンク

世界スーパーバイク選手権(world superbike)
2009年9月6日 ニュルブルクリンク
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二

ニュルブルクリンクはアップダウンが多くテクニカルなコース。
耐久レースなどで使用される長いコースとは別のロードコースを使用。

全長:5,137m
右コーナー 9 左コーナー 6

クラッシュのあった1コーナーで後ろからの追突を警戒するライダーが多いので、「コースはもう一度改修した方がいい。2002年の改修は失敗だ」「モンツァの1コーナーかニュルブルクリンクの1コーナーかという感じで危ない。」八代氏。
スピーズはヤマハと2年契約を延長した。

race 1
20Lap

最終結果

順位
ライダー
チーム
バイク
1
スピーズ(B. SPIES)
Yamaha WSB
Yamaha YZF R1
2
芳賀紀行
Ducati Xerox Team
Ducati 1098R
3
チェカ(C. CHECA)
HANNspree Ten Kate Honda
Honda CBR1000RR
4
レイ(J. REA)
HANNspree Ten Kate Honda
Honda CBR1000RR
5
ビアッジ(M. BIAGGI)
Aprilia Racing
Aprilia RSV4 Factory
14
清成龍一
Ten Kate Honda Racing
Honda CBR1000RR
15
加賀山就臣
Suzuki Alstare BRUX
Suzuki GSX-R 1000 K9
--
中野真矢
Aprilia Racing
Aprilia RSV4 Factory
--
玉田誠
Kawasaki World Superbike
Kawasaki ZX 10R

芳賀は今シーズンの初ポール。
オープニングラップの1コーナーでクラッシュがあり赤旗中断。このクラッシュに玉田誠も巻き込まれリスタートできず。 他にはパークスとホプキンズ。

リスタート後、中盤までは芳賀がリード、スピーズはレイにからまれてなかなか3位から上がれず。
レイが序盤の1コーナーでミスをするとスピーズは2位で芳賀の後ろに。そこからスピーズが前に出て残り3周ぐらいまではテイルトゥノーズ。
3位以下とはかなり距離ができ、2台の争い。
下位から追い上げてきたスピーズのタイヤの方が厳しいはずなのだが、最後のスパートには芳賀が追い付けず。

中野真矢は首が痛いとのことで体調不良での出走。中盤でマシントラブルでリタイア。

八代氏のスピーズ情報。
スピーズのアメリカ時代を知っているイギリス人と話をした。それよると、ジョン・ホプキンズがアメリカのスーパーバイクでチャンピオンを取った年、15歳のスピーズは一戦だけ出場し、ホプキンズよりも10秒速いタイムでフィニッシュした。そのころから天才の呼び声が高かったらしい。


race 2

最終結果

順位
ライダー
チーム
バイク
1
レイ(J. REA)
HANNspree Ten Kate Honda
Honda CBR1000RR
2
スピーズ(B. SPIES)
Yamaha WSB
Yamaha YZF R1
3
チェカ(C. CHECA)
HANNspree Ten Kate Honda
Honda CBR1000RR
4
ビアッジ(M.BIAGGI)
Aprilia Racing
Aprilia RSV4 Factory
5
ハスラム(L. HASLAM)
Stiggy Racing Honda
Honda CBR1000RR
7
清成龍一
Ten Kate Honda Racing
Honda CBR1000RR
10
加賀山就臣
Suzuki Alstare BRUX
Suzuki GSX-R 1000 K9
--
中野真矢
Aprilia Racing
Aprilia RSV4 Factory
--
芳賀紀行
Ducati Xerox Team
Ducati 1098R
--
玉田誠
Kawasaki World Superbike
Kawasaki ZX 10R

玉田誠、中野真矢は体調不良で出走せず。玉田誠はrace1でのクラッシュで一瞬意識が飛んだ瞬間があり、この場合はルールにより自動的にドクターストップになる。

芳賀紀行転倒
芳賀はスタートからトップを走行。後ろからチェカとレイの2台のTen Kateが上がってくる。レイはスタートの遅れからの挽回が速く、芳賀とチェカと3台で抜き差しになる。
4Lap目、レイがコーナーで芳賀のイン側に入って接触し、芳賀は前輪が切れ込む形でコース上で転倒。バイクのエンジンが止まったらしく、芳賀はそのままリタイア。放送席も一瞬沈黙。

レイはそのままの勢いで優勝。芳賀の転倒までは7位だったスピーズは徐々に上がって2位フィニッシュ。

レース後コメントではレイは芳賀の転倒には触れず。

これでスピーズは18ポイント差でシリーズ優勝に向けてトップに立ち、チェッカー後にはビアッジがスピーズをぽんと叩いて「やったな」と言う感じの激励。「なかなか意味深な。シリーズ前はビアッジがドゥカティのワークスチームに入りたいという話しもありましたから」八代氏。

いつも聞いているpodcastのMotogpodではこのレースについて、
芳賀のチャンピオンの可能性がなくなった。スピーズはまだ何年もレースをするのだから、もう何年も走ることはない芳賀が今年チャンピオンになってほしかった。
ともう勝負が付いたかのようなコメントをしていた。確かに、スピーズの速さとポイント差を考えると2009の芳賀のチャンピオンの可能性はかなり低くなった。一方で
ここから18ポイント差を追いかけるために、Nitro Noriの全開の走りをするチャンス
という励ましだかなんだかわからないコメントも。


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