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2009/10/05

[WRC] 2009 第10戦 オーストラリア

世界ラリー選手権(WRC)
2009年9月4日から9月6日 第10戦 オーストラリア
Repco Rally Autralia

放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。

2009から開催地が西海岸から東海岸へ移動。ほとんどのドライバーにとって初めてのコース。
以前のボールベアリングロードとよばれたコースからグラベル中心のコースへ。
SSが多く35本。オーストラリアでもグラベルの道が少なく、SSが多く短くなった。
また、DAY 3が一番長くなっているため、最後まで面白いラリーになった。

ペター・ソルベルグは、ランキング争いに残っていないことから、このオーストラリア遠征は欠場した。また、彼は次ラリーからシトロエンC4でレースに出ることになったとのこと。

最終結果

順位
ドライバー
チーム
車種
1
ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)
BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM
FORD Focus RS WRC 09
2
ローブ(Sebastien LOEB)
Citroen Total WRT
CITROEN C4 WRC
3
ソルド(Dani SORDO)
Citroen Total WRT
CITROEN C4 WRC
4
ラトバラ(Jari-Matti LATVALA)
BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM
FORD Focus RS WRC 09
5
オジェ(Sebastien OGIER)
Citroën Junior Team
Citroën C4 WRC
5
ウィルソン(Matthew WILSON)
Stobart VK M-Sport Ford Rally Team
FORD Focus RS WRC 08

DAY1

オーストラリアはグラベルでのスタート順が問題になり始めたラリー。浮き砂利が多くトップスタートのヒルボネンはかなり苦戦だが、1台ぐらいの差ではあまり変わらないようだ。ローブも速くはなく、「自信を持って攻められない」と。「この数戦はこういうローブの自信のない様子が多い」古賀氏。
スタートのスーパーSSで速かったオジェがそのリードを保持している。

開催反対運動の行動がありSS6はキャンセル。
2008年のラリー・ジャパンでフランソワ・デュバルのクラッシュで重傷を負ったコ・ドライバーのピバトが元気な姿を見せる。

午前中はラトバラ、オジェ、ソルドの順位。

SS12は石が大きい。
山岸「石はどうやって避けるのですか?」
古賀「うまいドライバーは石をよけられるんですよ」

DAY1 終了時点順位は、ラトバラ、オジェ、ローブ、ソルド、ヒルボネン。

ローブは「スーパーSS前に順位を下げて翌日スタート順を下げた後で、スーパーSSのターマックに摩耗したタイヤで出て速かった。シトロエンの作戦勝ち。」古賀氏。

DAY 2

オーストラリアはいろいろな性質のコースが混ざっている。
「FIAはスピードやジャンプだけを売り物にしたラリーにしてほしくない、という意向を持っている。が自然を使うのでなかなかうまくいかない。」福井氏。
オジェについて、「新しい可能性を感じさせる選手ですね。」福井氏。

前戦に比べると「ヒルボネンはナーバス。ローブは余裕がある。」古賀氏。
SS22 ラトバラはパンクし後退。
ヘニング・ソルベルグはフロントグラスをこわしてしまい、ゴーグルをかけて走行。
「用意しているところがすごいですね。」福井氏。
ヘニングは「車のガラス会社がスポンサーでよかったよ」と。

DAY2 終了時点順位は ソルド、ヒルボネン、ローブ。

DAY 3

最終日が一番長い。
SS30はかなりラフな道。DAY2までにはなかったコース。

ローブはリードしてDAY 3を終了し、終了時点でのタイムは
ローブ、ヒルボネン、ソルドだった。

しかし、後日、車検でシトロエンチームの車輛部品に違反が見つかり、
1分のペナルティが課された。その結果、ヒルボネンが優勝。


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